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2007.01.30
留守します
四~六日くらい留守します。
旅先アクセスできれば、とは思うのですが
手持ちのモバイルは、ず~っと以前から愛用のLibrettoですが
ドライバが壊れていて(<入れ替えろ、という話もあるが)
旅先では使用不能です。ホテルにあったり、プレスセンターに
あったりなんかもするので、そこでつなげればいいんですが。
では、皆さま、よい2月を(^_^)
[雨]
旅先アクセスできれば、とは思うのですが
手持ちのモバイルは、ず~っと以前から愛用のLibrettoですが
ドライバが壊れていて(<入れ替えろ、という話もあるが)
旅先では使用不能です。ホテルにあったり、プレスセンターに
あったりなんかもするので、そこでつなげればいいんですが。
では、皆さま、よい2月を(^_^)
[雨]
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2007.01.27
ANAの中
関西から戻ってバテてました。帰った日にコバケンさんのマーラーなど聴いてしまったからか、土日はちょっといろいろ準備で忙しかったりなどしまして。
2月1日からフランスのナント市へ行きます。
やたら一昨年から燃えまくっていました「ラ・フォル・ジュルネ」の現地に行けることになった…というか、ひょんなことから飛び込んできたお話で。いや、音楽業界の末端を汚す身なので、自費渡航でございます。ですが現在は、航空運賃安いんですよー。行くっきゃない、ってお値段でした(ホテルはユーロ高がちと厳しいけど、それでも高くない)。
・・・
航空機に乗ると必ず前の席に置かれてある「Sky Shop」と機内誌は見ますね。機内誌ってどのくらいの部数を刷っているのでしょうか、わりと最近まで知っているプロダクションが作っていたので、写真や筆者に知ってる名前がぞろぞろ出てて、そういった意味でも楽しんでいましたが、どうやら編集長かプロダクションか、どちらかが代わったようで、スタッフ一新。もちろん継続して撮ってらっしゃる方もおられますし書いてらっしゃる方もおられます。
月刊でしょ? ほとんど専任なのでしょうね。
ネタは面白いです。なるほど、「旅」ということとセットにし、読者がそこへ航空機を使って行きたくなり、また行った先に興味が持てるように。単なるガイドではなく、観光客的視点を失わないで、しかも現地に入り込んでいくような作り方が、ANAの「翼の王国」の方法かなと感じています。
でも。個人的にはツマラナイです。ネタは良い、切り口も良い。新鮮だったりもするが、「ご自由にお持ち帰りください」と書かれていても、保存しておこう、という記事に出合わない。
雑誌の企画記事は、かなり力がこもった取材や作りをしているので、保存のためにはよく切り取って積んでおきます。女性誌記者の長い身としてはそれが場所を取らず、ベストではないけどべたーな方法。
ところが、その気になるものが、あまりないのですね。
写真は良いな、と思うものがたくさんあります。
今回の長江のなんかは、うーん、と迷いました。
記事は、北海道の少年ジャンプ団の記事が注目でしたがね、、but.
ところが。
最近、「これだけは」と読んで、そこだけ持ってかえる見開きの記事があります。単なるエッセイなのですが、
--椎根和(しいね・やまと)「三島由紀夫」
あぁ。お元気でいらしたんだな、と何だか安心し、読んでその方らしいと思い、う~んさすがに凄いと唸る。
文章が超絶上手いとかそういうのではなくて、行間に込められている雑誌記者・編集者としての歴史というかが重い。
どういう方かご存じない方のために。あの、マガジンハウス「Hanako」の初代編集長である。いやそれまでもクロワッサンだとか一斉を風靡した多くの雑誌にかかわり、雑誌の時代の一翼を担った名物編集長の1人だった。あのバブルの時期に、Hanakoの仕事を私は数年させていただいたが、50人からなる大所帯の外部スタッフの末端の1人だった私などからすれば雲の上の編集長サマで、直接言葉を交わしたことはほとんど数えるほど。だが、デスクと一緒に「銀座特集」や「横浜特集」のキャッチを唸っていると、後ろをするりと通り過ぎながら名キャッチをつぶやいてくれて、思わずデスクと顔を見合わせて「これはいただき」となったこともあるし。編集者-デスク-編集長と原稿が上がっていき、何度かの関門を経て、自分の書いたコピーがそのまま電車の中刷りに載っていた時は本当に嬉しかったなー♪ というような方である。
天才、だと思っていたし、まぁそれなりの逸話もお持ちの方だった。今回書かれていたのは「三島由紀夫」で、M社にとっては切っても切れない文学者であり才人であった人だろう。その文章に惚れない物書きはいないのではと思うが、数々の逸話を酒の肴に聞き、そこで聞いた憧れは今でもどこかの心の隅にあるように思う。
話ずれましたね。
いやぁ実際逢って話したり関わった人の言葉は貴重だ。しかも、剣道の師匠だったなんて。…椎根さんて剣道なんてされるのか、うー文系青年(の少し年を召した)の典型だと思っていましたので驚きです。
M社と三島については、また、ある社員カメラマンも関わるのだけれども、この方も素晴らしい人で、こちらの方にはけっこうかわいがっていただいた。私が写真にたいへんに興味があり(自分でも必要に迫られて撮ったりするがこの時代はさすがに撮るのはおこがましいと思っていたほどだ)、多くの写真の方々と接する機会を持てたのはそのおかげともいえる。
ということで。機内誌は時間ツブしだとは思うけど。
もう少し面白い記事がもう少したくさんあると嬉しいんだけどな。
…と、つい通販してしまうのも、狙いなのかもしれないけど。
などと思った往路である。…ちなみに、nantesにもANAで行く私である。
2月1日からフランスのナント市へ行きます。
やたら一昨年から燃えまくっていました「ラ・フォル・ジュルネ」の現地に行けることになった…というか、ひょんなことから飛び込んできたお話で。いや、音楽業界の末端を汚す身なので、自費渡航でございます。ですが現在は、航空運賃安いんですよー。行くっきゃない、ってお値段でした(ホテルはユーロ高がちと厳しいけど、それでも高くない)。
・・・
航空機に乗ると必ず前の席に置かれてある「Sky Shop」と機内誌は見ますね。機内誌ってどのくらいの部数を刷っているのでしょうか、わりと最近まで知っているプロダクションが作っていたので、写真や筆者に知ってる名前がぞろぞろ出てて、そういった意味でも楽しんでいましたが、どうやら編集長かプロダクションか、どちらかが代わったようで、スタッフ一新。もちろん継続して撮ってらっしゃる方もおられますし書いてらっしゃる方もおられます。
月刊でしょ? ほとんど専任なのでしょうね。
ネタは面白いです。なるほど、「旅」ということとセットにし、読者がそこへ航空機を使って行きたくなり、また行った先に興味が持てるように。単なるガイドではなく、観光客的視点を失わないで、しかも現地に入り込んでいくような作り方が、ANAの「翼の王国」の方法かなと感じています。
でも。個人的にはツマラナイです。ネタは良い、切り口も良い。新鮮だったりもするが、「ご自由にお持ち帰りください」と書かれていても、保存しておこう、という記事に出合わない。
雑誌の企画記事は、かなり力がこもった取材や作りをしているので、保存のためにはよく切り取って積んでおきます。女性誌記者の長い身としてはそれが場所を取らず、ベストではないけどべたーな方法。
ところが、その気になるものが、あまりないのですね。
写真は良いな、と思うものがたくさんあります。
今回の長江のなんかは、うーん、と迷いました。
記事は、北海道の少年ジャンプ団の記事が注目でしたがね、、but.
ところが。
最近、「これだけは」と読んで、そこだけ持ってかえる見開きの記事があります。単なるエッセイなのですが、
--椎根和(しいね・やまと)「三島由紀夫」
あぁ。お元気でいらしたんだな、と何だか安心し、読んでその方らしいと思い、う~んさすがに凄いと唸る。
文章が超絶上手いとかそういうのではなくて、行間に込められている雑誌記者・編集者としての歴史というかが重い。
どういう方かご存じない方のために。あの、マガジンハウス「Hanako」の初代編集長である。いやそれまでもクロワッサンだとか一斉を風靡した多くの雑誌にかかわり、雑誌の時代の一翼を担った名物編集長の1人だった。あのバブルの時期に、Hanakoの仕事を私は数年させていただいたが、50人からなる大所帯の外部スタッフの末端の1人だった私などからすれば雲の上の編集長サマで、直接言葉を交わしたことはほとんど数えるほど。だが、デスクと一緒に「銀座特集」や「横浜特集」のキャッチを唸っていると、後ろをするりと通り過ぎながら名キャッチをつぶやいてくれて、思わずデスクと顔を見合わせて「これはいただき」となったこともあるし。編集者-デスク-編集長と原稿が上がっていき、何度かの関門を経て、自分の書いたコピーがそのまま電車の中刷りに載っていた時は本当に嬉しかったなー♪ というような方である。
天才、だと思っていたし、まぁそれなりの逸話もお持ちの方だった。今回書かれていたのは「三島由紀夫」で、M社にとっては切っても切れない文学者であり才人であった人だろう。その文章に惚れない物書きはいないのではと思うが、数々の逸話を酒の肴に聞き、そこで聞いた憧れは今でもどこかの心の隅にあるように思う。
話ずれましたね。
いやぁ実際逢って話したり関わった人の言葉は貴重だ。しかも、剣道の師匠だったなんて。…椎根さんて剣道なんてされるのか、うー文系青年(の少し年を召した)の典型だと思っていましたので驚きです。
M社と三島については、また、ある社員カメラマンも関わるのだけれども、この方も素晴らしい人で、こちらの方にはけっこうかわいがっていただいた。私が写真にたいへんに興味があり(自分でも必要に迫られて撮ったりするがこの時代はさすがに撮るのはおこがましいと思っていたほどだ)、多くの写真の方々と接する機会を持てたのはそのおかげともいえる。
ということで。機内誌は時間ツブしだとは思うけど。
もう少し面白い記事がもう少したくさんあると嬉しいんだけどな。
…と、つい通販してしまうのも、狙いなのかもしれないけど。
などと思った往路である。…ちなみに、nantesにもANAで行く私である。
2007.01.26
オーケストラのカタルシス
京都発 15:46、のぞみ に飛び乗って、けっこう余裕でサントリーホールに滑り込み。
本日は、音楽監督としては最後の炎のコバケン-日本フィルの、渾身のマーラーである。
荷物が重いよぉと泣きそうになりながらたどり着いた入り口、なんだこれはの大行列。聞けば当日券がずいぶん出て、チケットが買えずお帰りになった方もいらしたとか。…その割に、座席は満席ではなく(それでもぎっしり入っていたが、定期放棄*組がいる)、いつも勿体無いなぁと思う。
とはいえ半信半疑で始まった日本フィルハーモニー交響楽団第587回定期演奏会。
指揮:小林研一郎、曲目:マーラー/交響曲第9番
最初から良い音が鳴り、お、と思った。ともかく良い音で全体がまとまって鳴るのだ。こうなれば日本フィル本来の良さが出てくる。管楽器もまとまりを見せなかなか名人芸を聴かせてくれる(ホルン・ソロは素晴らしかったです)…となると、期待できるかもしれない。
音の洪水が気持ちよい。RA席だったで奏者たちのやり取りや音の受け渡しが良く見え、また全体の音楽の流れもよく見える場所。心地よく浸る……小林研一郎の音楽、というのが私にはどうにも理解できない(悪いといっているわけではない)のだが、こういう場合は本当にオーケストラをまとめていく。といっても、リラックスして聴けるマーラーって、、、とは思うけどそれはまた別の問題。実際、まだマーラーは勉強不足でよくわからない[雨]である。あのちょっと・・・の一歩手前のような神経をギリっとするような処もそれと相反する美しさも、実は大好きなんだが、研究してないし弾いたこともない。すんません。だから、単なるファンの違和感、でしかないと思います。
だが、オーケストラの音の中に浸っていると本当に幸せな気分になる。また自身指揮者でもあったマーラーは、オーケストラの性能というのを本当によくわかっていたようで、あらゆる可能性のあらゆる美しさや技術を、突飛なテクニックを使わずに引き出していく。どのシーンにも、どの楽器にも見せ場聴かせ場があり、また物語もあり…さすがに「第9」だけあって、この世のものとは思われない美しさである。
・・・
鳴り響く拍手のうちに花束が出てきて、舞台の最奥へ向かった。
首席ティンパニ奏者・森さんが本日で引退--定年ではない、転身である。このタイコの音は日本フィルの骨格を支える一つでもあり、個人的にも好きな音。今日だとは思わなかったので、長年舞台の下から彼に親しんできた聴衆からも惜しみながら最大の拍手が送られた。森さんは花束に顔を埋めて、もしかしたら泣いておられたかもしれない。
此処の聴衆は温かいと思う。愛憎合わせ持ち、離れていった人たちも多いかもしれないけれど。盛大な拍手を受けて、最後にコンマスが客席に向き直ると、一斉に礼をする、これがとても好きだ。今、いろいろなオーケストラがやるようになったがプロで最初に始めたのは日本フィルだそうだ。だから年季が違う(笑)、揃えるつもりではないのだろうが、ぴたりとまるで音楽のようにそれが客席に伝わるのだ。それはけっこう気持ちの良いものだと思う。
次のシーズンはどんな風になっていくんだろう…ちょうど降り始めた雨に、いろいろ思った夜だった。
本日は、音楽監督としては最後の炎のコバケン-日本フィルの、渾身のマーラーである。
荷物が重いよぉと泣きそうになりながらたどり着いた入り口、なんだこれはの大行列。聞けば当日券がずいぶん出て、チケットが買えずお帰りになった方もいらしたとか。…その割に、座席は満席ではなく(それでもぎっしり入っていたが、定期放棄*組がいる)、いつも勿体無いなぁと思う。
とはいえ半信半疑で始まった日本フィルハーモニー交響楽団第587回定期演奏会。
指揮:小林研一郎、曲目:マーラー/交響曲第9番
最初から良い音が鳴り、お、と思った。ともかく良い音で全体がまとまって鳴るのだ。こうなれば日本フィル本来の良さが出てくる。管楽器もまとまりを見せなかなか名人芸を聴かせてくれる(ホルン・ソロは素晴らしかったです)…となると、期待できるかもしれない。
音の洪水が気持ちよい。RA席だったで奏者たちのやり取りや音の受け渡しが良く見え、また全体の音楽の流れもよく見える場所。心地よく浸る……小林研一郎の音楽、というのが私にはどうにも理解できない(悪いといっているわけではない)のだが、こういう場合は本当にオーケストラをまとめていく。といっても、リラックスして聴けるマーラーって、、、とは思うけどそれはまた別の問題。実際、まだマーラーは勉強不足でよくわからない[雨]である。あのちょっと・・・の一歩手前のような神経をギリっとするような処もそれと相反する美しさも、実は大好きなんだが、研究してないし弾いたこともない。すんません。だから、単なるファンの違和感、でしかないと思います。
だが、オーケストラの音の中に浸っていると本当に幸せな気分になる。また自身指揮者でもあったマーラーは、オーケストラの性能というのを本当によくわかっていたようで、あらゆる可能性のあらゆる美しさや技術を、突飛なテクニックを使わずに引き出していく。どのシーンにも、どの楽器にも見せ場聴かせ場があり、また物語もあり…さすがに「第9」だけあって、この世のものとは思われない美しさである。
・・・
鳴り響く拍手のうちに花束が出てきて、舞台の最奥へ向かった。
首席ティンパニ奏者・森さんが本日で引退--定年ではない、転身である。このタイコの音は日本フィルの骨格を支える一つでもあり、個人的にも好きな音。今日だとは思わなかったので、長年舞台の下から彼に親しんできた聴衆からも惜しみながら最大の拍手が送られた。森さんは花束に顔を埋めて、もしかしたら泣いておられたかもしれない。
此処の聴衆は温かいと思う。愛憎合わせ持ち、離れていった人たちも多いかもしれないけれど。盛大な拍手を受けて、最後にコンマスが客席に向き直ると、一斉に礼をする、これがとても好きだ。今、いろいろなオーケストラがやるようになったがプロで最初に始めたのは日本フィルだそうだ。だから年季が違う(笑)、揃えるつもりではないのだろうが、ぴたりとまるで音楽のようにそれが客席に伝わるのだ。それはけっこう気持ちの良いものだと思う。
次のシーズンはどんな風になっていくんだろう…ちょうど降り始めた雨に、いろいろ思った夜だった。
2007.01.25
京都市歌
昨夜、コメントをいただいた「○○○花」様、ありがとうございます。
ところが、メールアドレスがわからずお返事できません&
よろしければ、「密航者」コメントでメールアドレスお教えくださいませね。どうぞよろしくお願いいたします。
----------
さて、大阪と京都のオーケストラの取材に来ています。
明日のサントリーホールに間に合うのだろうか。
俗にいう「音教」のコンサートを聴かせていただきました。
ほとんどのオーケストラが、この仕事をとても大切にしています。何故なら、子どもたちに直接生のオーケストラのサウンドを体験してもらう貴重な機会だから。それぞれのノウハウやプログラムを持っていますが、すでに44年続けているという市内の小学校5年生対象のものをお聞きさせていただくことになりました。
1曲目が、オーケストラのゴージャスな伴奏による「京都市歌」!!
な、なんだこれはー。びっくりしまして、いきなり全員が立ち、本当に歌いだしたのですね、、、確かに、国歌や校歌があるんだから町の歌=市歌があってもおかしくはないでしょう。だだだけどしかし。
…吹田市民の歌、って確かあったような気はしますが、覚えていません--70年代、むしろ「こんにちは、こんにちは…♪」の方が覚えています(<大阪万博では地元でした)。福井県民の歌もあったのかなぁ? 市は無かったと思います。
小学校5年生ってこんなにまともに歌うのですね。う~ん、声を出させるのも一苦労とひところ言われていましたが、学校によっても違いますが、なんと驚きなことに歌詞カードも見ず、暗譜で歌っている学校もあるのです、、、
共通の歌を持つ、というのは悪いことではないと思っています。曲さえ素晴らしければ、それは郷土意識を生み、大人になってもめったに忘れることはありません。…私たちより上の年代なら、皆、小学校の校歌は覚えているように思います(中学校はたいてい忘れてしまいますし、高校はそもそも無い処が多いでしょう)。しかし!「市歌」ですね、京都の方々の郷土意識恐るべし。確かに出身地を誇るお気持ちは強いように思いますし、結束も固いようにも思います。古(いにしえ)の都、文化の里。そういうお気持ちもあるのかもしれませんが。
ちなみに、なかなか歌詞が素敵で、曲も美しいなと思っていましたら、藤山於菟路:作詞、なんと作曲は諸井三郎センセイでした。
譜面もダウンロードできますので興味がある方は上記ページをクリックしてみてください。
ところが、メールアドレスがわからずお返事できません&
よろしければ、「密航者」コメントでメールアドレスお教えくださいませね。どうぞよろしくお願いいたします。
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さて、大阪と京都のオーケストラの取材に来ています。
明日のサントリーホールに間に合うのだろうか。
俗にいう「音教」のコンサートを聴かせていただきました。
ほとんどのオーケストラが、この仕事をとても大切にしています。何故なら、子どもたちに直接生のオーケストラのサウンドを体験してもらう貴重な機会だから。それぞれのノウハウやプログラムを持っていますが、すでに44年続けているという市内の小学校5年生対象のものをお聞きさせていただくことになりました。
1曲目が、オーケストラのゴージャスな伴奏による「京都市歌」!!
な、なんだこれはー。びっくりしまして、いきなり全員が立ち、本当に歌いだしたのですね、、、確かに、国歌や校歌があるんだから町の歌=市歌があってもおかしくはないでしょう。だだだけどしかし。
…吹田市民の歌、って確かあったような気はしますが、覚えていません--70年代、むしろ「こんにちは、こんにちは…♪」の方が覚えています(<大阪万博では地元でした)。福井県民の歌もあったのかなぁ? 市は無かったと思います。
小学校5年生ってこんなにまともに歌うのですね。う~ん、声を出させるのも一苦労とひところ言われていましたが、学校によっても違いますが、なんと驚きなことに歌詞カードも見ず、暗譜で歌っている学校もあるのです、、、
共通の歌を持つ、というのは悪いことではないと思っています。曲さえ素晴らしければ、それは郷土意識を生み、大人になってもめったに忘れることはありません。…私たちより上の年代なら、皆、小学校の校歌は覚えているように思います(中学校はたいてい忘れてしまいますし、高校はそもそも無い処が多いでしょう)。しかし!「市歌」ですね、京都の方々の郷土意識恐るべし。確かに出身地を誇るお気持ちは強いように思いますし、結束も固いようにも思います。古(いにしえ)の都、文化の里。そういうお気持ちもあるのかもしれませんが。
ちなみに、なかなか歌詞が素敵で、曲も美しいなと思っていましたら、藤山於菟路:作詞、なんと作曲は諸井三郎センセイでした。
譜面もダウンロードできますので興味がある方は上記ページをクリックしてみてください。
2007.01.24
本日、東京フィル-ミョンフン-メシアン
一日ズレまして(笑)、本日、東京フィル。
都響さんごめん…。
東京オペラシティ
東京フィルハーモニー交響楽団
指揮:チョン・ミョンフン オンドマルトノ:原田節(タカシ)
とこうくれば。曲は
メシアン 「トゥランガリラ交響曲」
--東京オペラシティ定期シリーズ 第27回
です。この1曲! 約80分くらいだけど、休憩無し一気です。
昨日は有楽町線の事故(ちょうど開演直前の事故で、復旧の見込みが立たず、振替輸送するも立ち往生した方もいらした様子)。楽団は開演を10分遅らせて対応したそうですが、やっぱり入れなかった人もいたらしい。
作曲者メシアンと若き日のミョンフン氏が譜面を見ながら話し合う写真がウェッブに使われています。この信頼しあった表情は、それだけ見てても美しい眺め、、、ちなみに。完璧、な気がしました、本日の演奏。緻密に汲み上げられ、楽員の技量とヤル気を究極まで引っ張り上げた演奏で、東京フィルらしさ(といっても精神的な意味で、ですが)が素晴らしく出た演奏でしたね。
譜面どおり、メシアンがやりたかったことを…そんな意思を感じましたが、もちろん、(これは主観があるかもですが)だから何なの感が皆無とは言いませんが、、、
電気の力も借り、ミョンフンが左手で「もっと。もっともっと!」と弦楽器に要求するラストシーンから、地鳴りがするような音に達し、ばん、と手が上がって音楽が終わったあと、一瞬の間を置いてものすごい歓声が沸きました。
東京フィル-ミョンフンの演奏会で、時折見られる終演後の風景(最近はわりと当たり前になってしまったようですが、それでも、慣習化するとよくないなぁと私は思う)ですが、スタンディングオベーションと鳴り止まぬ拍手、怒号のような響き。それが会場中から上がるのですから、クラシックがお高いとか日本の聴衆は大人しいなんてウソだろな風景。楽員たちも嬉しそうに、しまいには一緒に拍手したりして。この風景がとても好きですね。マエストロが好きで、良い演奏ができたと思い、またお客さんとの気持ちもつながった瞬間でしょう。
席から立ち上がって舞台の裾に寄っていき、引っ込んだ楽団員が舞台に引き戻され、15分くらいは続いたのじゃないか。
それにしてもここ最近ではあまり無かった風景でした。
名曲で、CDは何度も聴いたのですが、最後に生演奏を聴いたのは日本フィルだったかしら。美しい曲だし思想と音楽が一体化して、頭でっかちになっていないしかも近代的な曲だと思います。
打楽器と管楽器のアンサンブルも美しかったのですが、弦楽器がよく応えていたのも印象的。東京フィルって芸風変わりましたか?
都響さんごめん…。
東京オペラシティ
東京フィルハーモニー交響楽団
指揮:チョン・ミョンフン オンドマルトノ:原田節(タカシ)
とこうくれば。曲は
メシアン 「トゥランガリラ交響曲」
--東京オペラシティ定期シリーズ 第27回
です。この1曲! 約80分くらいだけど、休憩無し一気です。
昨日は有楽町線の事故(ちょうど開演直前の事故で、復旧の見込みが立たず、振替輸送するも立ち往生した方もいらした様子)。楽団は開演を10分遅らせて対応したそうですが、やっぱり入れなかった人もいたらしい。
作曲者メシアンと若き日のミョンフン氏が譜面を見ながら話し合う写真がウェッブに使われています。この信頼しあった表情は、それだけ見てても美しい眺め、、、ちなみに。完璧、な気がしました、本日の演奏。緻密に汲み上げられ、楽員の技量とヤル気を究極まで引っ張り上げた演奏で、東京フィルらしさ(といっても精神的な意味で、ですが)が素晴らしく出た演奏でしたね。
譜面どおり、メシアンがやりたかったことを…そんな意思を感じましたが、もちろん、(これは主観があるかもですが)だから何なの感が皆無とは言いませんが、、、
電気の力も借り、ミョンフンが左手で「もっと。もっともっと!」と弦楽器に要求するラストシーンから、地鳴りがするような音に達し、ばん、と手が上がって音楽が終わったあと、一瞬の間を置いてものすごい歓声が沸きました。
東京フィル-ミョンフンの演奏会で、時折見られる終演後の風景(最近はわりと当たり前になってしまったようですが、それでも、慣習化するとよくないなぁと私は思う)ですが、スタンディングオベーションと鳴り止まぬ拍手、怒号のような響き。それが会場中から上がるのですから、クラシックがお高いとか日本の聴衆は大人しいなんてウソだろな風景。楽員たちも嬉しそうに、しまいには一緒に拍手したりして。この風景がとても好きですね。マエストロが好きで、良い演奏ができたと思い、またお客さんとの気持ちもつながった瞬間でしょう。
席から立ち上がって舞台の裾に寄っていき、引っ込んだ楽団員が舞台に引き戻され、15分くらいは続いたのじゃないか。
それにしてもここ最近ではあまり無かった風景でした。
名曲で、CDは何度も聴いたのですが、最後に生演奏を聴いたのは日本フィルだったかしら。美しい曲だし思想と音楽が一体化して、頭でっかちになっていないしかも近代的な曲だと思います。
打楽器と管楽器のアンサンブルも美しかったのですが、弦楽器がよく応えていたのも印象的。東京フィルって芸風変わりましたか?
2007.01.23
お月さまのblog背景
音楽ブログなのに何故、お月様なのかといいますと。
実はワタクシ、月や星や宇宙や、というのが大好きなのです。
さすがに天体望遠鏡は持ちませんでしたが、星座早見盤の見方を覚えた子どもの頃、陽が落ちると1本の棒を持って空き地の真ん中(今は住宅地の真ん中に空き地がアル、なんてことはあまりないようですが)に立って、星の観測をした、などという想い出が濃くあります。分度器と糸使って星の位置測ったりしました。
長じて短い期間でしたが科学雑誌の編集をしました。楽しかったー(辛かったけど・笑)。
当時、糸川英夫センセイが名誉編集長(編集長、という名前でしたが、実質は名誉編集長でした)だった雑誌で、科学雑誌ブームはとうに過ぎ、廃刊が目の前。
そういう状況の中ですが、NASAから送られてくる新着の写真に見入ったり米国からダイレクトに入ってくる情報に一喜一憂したり(当時まだインターネットは商用化されておりませんでしたので、、、mozaicが出る前ですもん)楽しかった・・・興奮しましたね。国立天文台に訪ねたり、天文学会に入っていたのもその頃。ちなみに「天文学会」は会費払えば誰でも入れます。大研究者も1アマチュアも、しがない趣味のヒトにも開かれたオープンな学会です。
かといって特に詳しいわけではない。ただ好きなだけです。
3等星が見えなくなった時はショックでしたな、現在は1等星でもかなりキツいです。
・・・SFやアニメ好きなのも影響しているかもしれません。どちらにせよ
アニメも全部好きなわけではなく、相当に偏っておりますし。
現在、TBSで金曜日深夜26時25分から放映中の「銀河鉄道物語」など、悦に入って見ておったりします。
ということで、ここ(=fc2)のお月様テンプレートの中から気に入ったのを取替えつつ使わせていただいていたりもします。
読みにくいかなーと反省もするのですが、やっぱり黒背景が嬉しいわけです。
月を望遠鏡で覗くと、本当に少しずつその輪っかを外れていくんですよね。それに驚いて感動する成田美名子サンのマンガなんかありましたけど、「動いてる」のを実感でき、「最初に月を覗くたいていの人が感動する」と理科のセンセイは仰いました。
・・・子どもたちに夢と探究心を与える(それこそが人類を進化させてきたわけですが)一般向け科学書籍(ブルーバックスの簡単なようなものね)が出せないかなと、それこそ90年代前半は某出版社の開発チームで努力しましたが果たせず。
それでも地球は回っているし、月は昇ったり沈んだりしております。
実はワタクシ、月や星や宇宙や、というのが大好きなのです。
さすがに天体望遠鏡は持ちませんでしたが、星座早見盤の見方を覚えた子どもの頃、陽が落ちると1本の棒を持って空き地の真ん中(今は住宅地の真ん中に空き地がアル、なんてことはあまりないようですが)に立って、星の観測をした、などという想い出が濃くあります。分度器と糸使って星の位置測ったりしました。
長じて短い期間でしたが科学雑誌の編集をしました。楽しかったー(辛かったけど・笑)。
当時、糸川英夫センセイが名誉編集長(編集長、という名前でしたが、実質は名誉編集長でした)だった雑誌で、科学雑誌ブームはとうに過ぎ、廃刊が目の前。
そういう状況の中ですが、NASAから送られてくる新着の写真に見入ったり米国からダイレクトに入ってくる情報に一喜一憂したり(当時まだインターネットは商用化されておりませんでしたので、、、mozaicが出る前ですもん)楽しかった・・・興奮しましたね。国立天文台に訪ねたり、天文学会に入っていたのもその頃。ちなみに「天文学会」は会費払えば誰でも入れます。大研究者も1アマチュアも、しがない趣味のヒトにも開かれたオープンな学会です。
かといって特に詳しいわけではない。ただ好きなだけです。
3等星が見えなくなった時はショックでしたな、現在は1等星でもかなりキツいです。
・・・SFやアニメ好きなのも影響しているかもしれません。どちらにせよ
アニメも全部好きなわけではなく、相当に偏っておりますし。
現在、TBSで金曜日深夜26時25分から放映中の「銀河鉄道物語」など、悦に入って見ておったりします。
ということで、ここ(=fc2)のお月様テンプレートの中から気に入ったのを取替えつつ使わせていただいていたりもします。
読みにくいかなーと反省もするのですが、やっぱり黒背景が嬉しいわけです。
月を望遠鏡で覗くと、本当に少しずつその輪っかを外れていくんですよね。それに驚いて感動する成田美名子サンのマンガなんかありましたけど、「動いてる」のを実感でき、「最初に月を覗くたいていの人が感動する」と理科のセンセイは仰いました。
・・・子どもたちに夢と探究心を与える(それこそが人類を進化させてきたわけですが)一般向け科学書籍(ブルーバックスの簡単なようなものね)が出せないかなと、それこそ90年代前半は某出版社の開発チームで努力しましたが果たせず。
それでも地球は回っているし、月は昇ったり沈んだりしております。
2007.01.22
定期演奏会漬け1週間
本日、読響でした。
土曜日の新日本フィルは行けなくて端折ったが、今週は今日を皮切りに在京オーケストラ定期演奏会の一週間。
ある評論家の方とお会いして、月・読売日響、火・東京フィル、水・都響、木・日本フィル、金・新日本フィルだとゆーことでした。
新日本フィルはブリュッヘンで聴きたいが×です、何故か重なるのはどうして。
さて
2007年1月22日(月)サントリーホール
読売日本交響楽団第456回定期演奏会
『オール・シューマン・プログラム』!!(<これに注目)
指揮:テオドール・グシュルバウアー
「ゲノフェーファ」序曲、交響曲第1番「春」
ハイネの詩による「悲劇」、交響曲第2番
という豪華プログラム。シューマンを一気に聴けるなんて。時々ここのオーケストラは面白いことをやってくださいます。
グシュルバウアーは熱狂的なファンがいるらしく、さかんに1曲ごとにふだん聞きなれない方向から「ブラボー」が聞こえる。確かに演奏は良くて、序曲とか春ではかなり気持ちよかった。なんといっても息が長くて途切れない、和声感とパートの受け渡しが美しい…でも、けっこう2番に「狂気の片鱗」は見えなかったですが、第二楽章とかけっこう好みだったかもしれません。それに、やっぱ上手いです、読響。
ソロ・ヴィオラに鈴木康浩さんが入られたのですね、彼に期待している人間としては、とてもよかったなと思いました。今日は序曲でトップに座り、あとは生沼さんのトップサイドを弾いておられましたが、さすがベルリン・フィルで鍛えられただけあって(笑)、攻めのヴィオラでなかなか楽しめました(席がLAなのでよく見えるのです)。今日はチェロの毛利さんもノリノリでしたー。弦楽器がすごくよく鳴っていて、響きも美しかったのと、木管の響きがとても一体感があって良かった(といっても別に金管と打楽器が良くなかったという意味ではありません)。
オルフの「カルミナ・ブラーナ」好きのワタシとしましては、やはり高橋淳さんのテノールは注目でした(「悲劇」を歌われました)。ひところ“白鳥”といえば彼、だったですが、しっかりプログラムにも書かれてありましたね。「午後の曳航」でも名演を聴かせ、今日の歌も秀逸で、どんどん本格派として活躍されている様子にファン度Upです。
今日はなんだかやたら知人に会った日ですが、明日の仕事の準備もあったので早々に失礼してしまいました。飲みに行きたかったなー♪
土曜日の新日本フィルは行けなくて端折ったが、今週は今日を皮切りに在京オーケストラ定期演奏会の一週間。
ある評論家の方とお会いして、月・読売日響、火・東京フィル、水・都響、木・日本フィル、金・新日本フィルだとゆーことでした。
新日本フィルはブリュッヘンで聴きたいが×です、何故か重なるのはどうして。
さて
2007年1月22日(月)サントリーホール
読売日本交響楽団第456回定期演奏会
『オール・シューマン・プログラム』!!(<これに注目)
指揮:テオドール・グシュルバウアー
「ゲノフェーファ」序曲、交響曲第1番「春」
ハイネの詩による「悲劇」、交響曲第2番
という豪華プログラム。シューマンを一気に聴けるなんて。時々ここのオーケストラは面白いことをやってくださいます。
グシュルバウアーは熱狂的なファンがいるらしく、さかんに1曲ごとにふだん聞きなれない方向から「ブラボー」が聞こえる。確かに演奏は良くて、序曲とか春ではかなり気持ちよかった。なんといっても息が長くて途切れない、和声感とパートの受け渡しが美しい…でも、けっこう2番に「狂気の片鱗」は見えなかったですが、第二楽章とかけっこう好みだったかもしれません。それに、やっぱ上手いです、読響。
ソロ・ヴィオラに鈴木康浩さんが入られたのですね、彼に期待している人間としては、とてもよかったなと思いました。今日は序曲でトップに座り、あとは生沼さんのトップサイドを弾いておられましたが、さすがベルリン・フィルで鍛えられただけあって(笑)、攻めのヴィオラでなかなか楽しめました(席がLAなのでよく見えるのです)。今日はチェロの毛利さんもノリノリでしたー。弦楽器がすごくよく鳴っていて、響きも美しかったのと、木管の響きがとても一体感があって良かった(といっても別に金管と打楽器が良くなかったという意味ではありません)。
オルフの「カルミナ・ブラーナ」好きのワタシとしましては、やはり高橋淳さんのテノールは注目でした(「悲劇」を歌われました)。ひところ“白鳥”といえば彼、だったですが、しっかりプログラムにも書かれてありましたね。「午後の曳航」でも名演を聴かせ、今日の歌も秀逸で、どんどん本格派として活躍されている様子にファン度Upです。
今日はなんだかやたら知人に会った日ですが、明日の仕事の準備もあったので早々に失礼してしまいました。飲みに行きたかったなー♪
2007.01.04
新年おめでとうございます
なかなか更新できなくてたらたらしておりますが
今年もまた良い音楽を聴いたり、紹介したり、ハマったりしていく予定です。
新年早々は3日の日にNHKでニューイヤーコンサートを聴いたです。珍しくジルベスターもニューイヤーも劇場へは行かなかった年(非常に珍しい)。新進の歌い手さんがたくさん出ていてなかなか聴き応えがありましたね。
初コンサートは来週になりそうです。…本当はウィーン・リングアンサンブルあたりに出かけてきたかったのですが、、、
今年もまた良い音楽を聴いたり、紹介したり、ハマったりしていく予定です。
新年早々は3日の日にNHKでニューイヤーコンサートを聴いたです。珍しくジルベスターもニューイヤーも劇場へは行かなかった年(非常に珍しい)。新進の歌い手さんがたくさん出ていてなかなか聴き応えがありましたね。
初コンサートは来週になりそうです。…本当はウィーン・リングアンサンブルあたりに出かけてきたかったのですが、、、
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