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2007.02.15
フランスの突風(笑)
Les Vents Franc(;)ais(レ・ヴァン・フランセ)です。
明日も東京オペラシティでありますが、好きな曲ばかりなんです。本当は行きたかったのですが(涙)。
(明日のプログラム)
ベートーヴェン:ピアノ、フルート、バソンのための三重奏曲 ト長調
ラッハナー:木管五重奏曲第2番
ティエリー・エスケシュ:レ・ヴァン・フランセのために書かれた新作
ジョリヴェ:セレナード -オーボエ主奏を伴う木管五重奏のための
ミヨー:木管五重奏のための組曲「ルネ王の暖炉」 Op.205
プーランク:六重奏曲
う~ん。同じ曲もあるのですが、ミヨーの「ルネ王」は好きな曲なんですよ♪聴きたいなぁっ(泣)・・・ジョリヴェも・・・。
さて14日、バレンタインデーですね、世間では。
今年は家にこもっていたのと、最近、オトコノヒトとお仕事でもそういう親密なオツキアイがないですな(笑)。義理チョコというか、若いコたちの間(小学生とか)では「友チョコ」というんだそうです。そういうの、かわいくないですか?
ところで、モロゾフからあまりにも可愛いチョコが出ていたので、購入し、とりあえず同居人にあげました。喜ばれて(単にチョコレートが好き)、一気に食われてしまいましたが、、、チョコも本望であろう。
・・・
王子ホールです。
木管五重奏+ピアノに、この空間はなかなか適当だと思いますね。バランスも客席数も、音響空間も。ぜいたくな夜でした。
ジョン・ケージ:管楽器のための音楽 (木管五重奏)
ハイドン:ロンドン・トリオ ト長調 2と3(Fl、Ob、Bason)
ティエリー・エスケシュ:レ・ヴァン・フランセのために書かれた新作(日本初演)(Fl、Ob、Cl、Hr、Bason+P)
ベートーヴェン:五重奏曲 変ホ長調作品16(Ob、Cl、Hr、Bason、P)
プーランク:六重奏曲 全員
(アンコール)
ルセール:ディヴェルティスマン 作品6
いやなにがすごいかって。
古典、近代フランス、現代と三すくみに揃っている選曲で、どれもきっちり聴かせてしまう力量にまず驚き。特にハイドンのオーソドックス正統派(もちろんいろいろ音楽的にハジケてますけど)の演奏と、ルセールやプーランクで見せるなんとゆーか、の間と色彩の音楽。現代音楽やベートーヴェンの構造感、というような。
ともかく「これだけ吹けりゃーなんでもこい」みたいなグループではあるのだけれども、そんな処に留まっていない、音楽そのものをきっちり聴かせてくれる。まずは完璧なアンサンブル。これだけスーパースターが揃っているのに、誰を聴くでもなく、皆が支え合いひしめきあい、ぶつかりあって素晴らしい。
でもねー。ル・サージュのピアノは益々冴えており完璧に上に乗る管楽器を支えておりました。すばらしーです。
レ・ヴァン・フランセ(フランスの風)。どの1人をとっても一人者の1人。こういう人たちが一同に出会っちゃうというのがこの世界の素晴らしい処ですね。次に会えるのはいつかな★ともう次を考えてしまうほど、名残惜しい夜でした。
メンバー/エマニュエル・パユ(Fl)、フランソワ・ルルー(Ob)、ポール・メイエ(Cl)、ラドヴァン・ヴラトコヴィチ(Hr)、ジルベール・オダン(Bason)、エリック・ル・サージュ(P)
明日も東京オペラシティでありますが、好きな曲ばかりなんです。本当は行きたかったのですが(涙)。
(明日のプログラム)
ベートーヴェン:ピアノ、フルート、バソンのための三重奏曲 ト長調
ラッハナー:木管五重奏曲第2番
ティエリー・エスケシュ:レ・ヴァン・フランセのために書かれた新作
ジョリヴェ:セレナード -オーボエ主奏を伴う木管五重奏のための
ミヨー:木管五重奏のための組曲「ルネ王の暖炉」 Op.205
プーランク:六重奏曲
う~ん。同じ曲もあるのですが、ミヨーの「ルネ王」は好きな曲なんですよ♪聴きたいなぁっ(泣)・・・ジョリヴェも・・・。
さて14日、バレンタインデーですね、世間では。
今年は家にこもっていたのと、最近、オトコノヒトとお仕事でもそういう親密なオツキアイがないですな(笑)。義理チョコというか、若いコたちの間(小学生とか)では「友チョコ」というんだそうです。そういうの、かわいくないですか?
ところで、モロゾフからあまりにも可愛いチョコが出ていたので、購入し、とりあえず同居人にあげました。喜ばれて(単にチョコレートが好き)、一気に食われてしまいましたが、、、チョコも本望であろう。
・・・
王子ホールです。
木管五重奏+ピアノに、この空間はなかなか適当だと思いますね。バランスも客席数も、音響空間も。ぜいたくな夜でした。
ジョン・ケージ:管楽器のための音楽 (木管五重奏)
ハイドン:ロンドン・トリオ ト長調 2と3(Fl、Ob、Bason)
ティエリー・エスケシュ:レ・ヴァン・フランセのために書かれた新作(日本初演)(Fl、Ob、Cl、Hr、Bason+P)
ベートーヴェン:五重奏曲 変ホ長調作品16(Ob、Cl、Hr、Bason、P)
プーランク:六重奏曲 全員
(アンコール)
ルセール:ディヴェルティスマン 作品6
いやなにがすごいかって。
古典、近代フランス、現代と三すくみに揃っている選曲で、どれもきっちり聴かせてしまう力量にまず驚き。特にハイドンのオーソドックス正統派(もちろんいろいろ音楽的にハジケてますけど)の演奏と、ルセールやプーランクで見せるなんとゆーか、の間と色彩の音楽。現代音楽やベートーヴェンの構造感、というような。
ともかく「これだけ吹けりゃーなんでもこい」みたいなグループではあるのだけれども、そんな処に留まっていない、音楽そのものをきっちり聴かせてくれる。まずは完璧なアンサンブル。これだけスーパースターが揃っているのに、誰を聴くでもなく、皆が支え合いひしめきあい、ぶつかりあって素晴らしい。
でもねー。ル・サージュのピアノは益々冴えており完璧に上に乗る管楽器を支えておりました。すばらしーです。
レ・ヴァン・フランセ(フランスの風)。どの1人をとっても一人者の1人。こういう人たちが一同に出会っちゃうというのがこの世界の素晴らしい処ですね。次に会えるのはいつかな★ともう次を考えてしまうほど、名残惜しい夜でした。
メンバー/エマニュエル・パユ(Fl)、フランソワ・ルルー(Ob)、ポール・メイエ(Cl)、ラドヴァン・ヴラトコヴィチ(Hr)、ジルベール・オダン(Bason)、エリック・ル・サージュ(P)
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2007.02.11
群響さん-近かった♪
群響(群馬交響楽団)は東京公演を楽しみにしていたりするオーケストラだけれども、所要もあったので、初めて“取材”することにして、高崎市まで出かけた。
1道1都2府43県・・・2県以外(沖縄と島根)以外には足を踏み入れたことがある[雨]だが、さて群馬は10年以上ぶり。しかも高崎はお初だ。東北・上越・長野新幹線ができて初めてなので、距離感も把握しておらず、「え? こんなに近いの!?」というのが正直な処でした。
上野からじゃないのよね(^_^;)東京発です。上野、大宮、高崎。ほい到着。なんでも音楽監督のTさん、東京都北区のご自分のお住まいから、読響の練習場より群響の練習場の方が近いらしい。なので団員にとっては“東京へエキストラに行ける距離”でもある。
・・・
さてプログラムは「オール・ラヴェル・プロ」おお珍しい。
ここの定期はけっこう凝ったプログラムも多い。この日は児玉桃さんのソロでピアノ協奏曲もあり、あら。ナントから直行なのね、と親近感を持つ。ナントでは彼女の演奏はついに聴けなくて、ホテルやラウンジでしょっちゅう姿をお見かけしたが、やっぱり美しい方です。…ラヴェルは本当にフランスっぽくて素敵でした。--うーん、どういうのでしょうか。テンポや間の取り方とか、和声の作り方。
素敵♪ ちょっとミーハーしても良いですか。という気分でした。
曲目は
「クープランの墓」 オーケストラ版(4曲)
「マ・メール・ロワ」オーケストラ版
ピアノ協奏曲
「優雅で感傷的なワルツ」
「ラ・ヴァルス」
です。ボレロが入ってない処が凝ってますなー。ラヴェルっぽい。
ホールの所為かな音が前にあまり迫ってはこない。だけれどアンサンブルはとても良くて、時々ドライブするのが心地よい。
上手いなーと思いながらも時々心地よくあっちの世界へも行ってしまったり(笑)してしまう。客席との一体感もよいですね、それに、満席。このプログラムで通常の定期でほとんど9割近い入りっていうのは、本当に地元に愛されてるオーケストラなのだなぁと思う。
桃さん人気でアンコールがあったので、後半の時間が押して、「La Valse」の前に席を立つ方けっこう多し。残念だけど、県内のあちこちからみえているのだろうから、そういう地元柄というのもあるんでしょうね。だから19時開演でなくて15分早いのか、と妙に納得。
私も新幹線の時間を気にしながら最後まで聴いたが、そのラ・ヴァルスは秀逸な演奏だった。熱くて、爽やかで、快適。
ホールの外に出ると夜風が気持ちよい。新幹線に乗り込み、「こんなならまたきても良いな」と思った[雨]である。
1道1都2府43県・・・2県以外(沖縄と島根)以外には足を踏み入れたことがある[雨]だが、さて群馬は10年以上ぶり。しかも高崎はお初だ。東北・上越・長野新幹線ができて初めてなので、距離感も把握しておらず、「え? こんなに近いの!?」というのが正直な処でした。
上野からじゃないのよね(^_^;)東京発です。上野、大宮、高崎。ほい到着。なんでも音楽監督のTさん、東京都北区のご自分のお住まいから、読響の練習場より群響の練習場の方が近いらしい。なので団員にとっては“東京へエキストラに行ける距離”でもある。
・・・
さてプログラムは「オール・ラヴェル・プロ」おお珍しい。
ここの定期はけっこう凝ったプログラムも多い。この日は児玉桃さんのソロでピアノ協奏曲もあり、あら。ナントから直行なのね、と親近感を持つ。ナントでは彼女の演奏はついに聴けなくて、ホテルやラウンジでしょっちゅう姿をお見かけしたが、やっぱり美しい方です。…ラヴェルは本当にフランスっぽくて素敵でした。--うーん、どういうのでしょうか。テンポや間の取り方とか、和声の作り方。
素敵♪ ちょっとミーハーしても良いですか。という気分でした。
曲目は
「クープランの墓」 オーケストラ版(4曲)
「マ・メール・ロワ」オーケストラ版
ピアノ協奏曲
「優雅で感傷的なワルツ」
「ラ・ヴァルス」
です。ボレロが入ってない処が凝ってますなー。ラヴェルっぽい。
ホールの所為かな音が前にあまり迫ってはこない。だけれどアンサンブルはとても良くて、時々ドライブするのが心地よい。
上手いなーと思いながらも時々心地よくあっちの世界へも行ってしまったり(笑)してしまう。客席との一体感もよいですね、それに、満席。このプログラムで通常の定期でほとんど9割近い入りっていうのは、本当に地元に愛されてるオーケストラなのだなぁと思う。
桃さん人気でアンコールがあったので、後半の時間が押して、「La Valse」の前に席を立つ方けっこう多し。残念だけど、県内のあちこちからみえているのだろうから、そういう地元柄というのもあるんでしょうね。だから19時開演でなくて15分早いのか、と妙に納得。
私も新幹線の時間を気にしながら最後まで聴いたが、そのラ・ヴァルスは秀逸な演奏だった。熱くて、爽やかで、快適。
ホールの外に出ると夜風が気持ちよい。新幹線に乗り込み、「こんなならまたきても良いな」と思った[雨]である。
2007.02.08
ベートーヴェン:ピアノソナタ第32番
生の音には適わないと私は思うが、録音媒体で聴く楽曲というのはまた別の深い味わいがあることも確かだ。
緻密で、正確に作られ磨き上げられた音の缶詰。現在のCDがそういった筆致で作られているかどうかはともかく、音楽関係者ではない友人知人によく訊ねられるのは「この曲、どのCD聴いたら良いですか」というもの。その目的は、「演奏会に行くのでその予習」とか「行って聴いてみたら良かったので別の人の演奏も」「行って聴いてみたけど何だかピンとこなかったので、もっとほかに」…と理由は様々だ。
CDを聴いて演奏の参考にする…これはまた賛否両論。ピアノの先生には、「様々なものを聴くか全然聴かない」ことを勧められた。楽譜から音楽を読み取り、イメージを作って“自分の”演奏をするのが、たとえ卵であっても音楽家の基本、「あらゆる演奏を取り寄せて聴く」なんてことは考え付かなかったので、学生時代は「もっぱら自分の演奏する曲は聴かない」だったけど。どうしても、「大好きで演奏したい曲」から入ったものは、そりゃ耳にこびりついていますが、、、
オーケストラの場合はぜんぜん話が別で、自分が演奏するのは1パートに過ぎない。だから聴きこんで、どこのパートがどんなオシゴトをしているのかはCDなど聴いてみる。そうすると「数え落ち」も減るし(笑)、だいたい楽しいでしょう(*^_^*)。スコア見ながらCD流すのって楽しいです、はい。演奏する気分で、ね。
・・・
話ズレました。
先日のアンスネスを聴きに行った友人が、「第32番て、なんかえぇCDありまへんか」と言っていたので、少し思いつく処をさらってみた。我が家には、昔昔のウィルヘルム・ケンプのエアチェックテープしかない…あとはベートーヴェンのソナタ全集が何本か…これは夜ちょっと探してみよう。ちなみにこのケンプのは良いです。刷り込みのせいかもしれないけど。
ミケランジェリ、ルービンシュタイン、ブレンデル、バックハウス。
少し好みの偏った処でパウル・バドゥーラ=スコダ、アファナシエフ。日本人なら内田光子、園田高弘。ほかベートーヴェン弾きといえばネルソン・フレイレ、ゲルハルト・オピッツ...など思いついたが。
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ
[ミケランジェリ・プレイズ・ベートーベン]ベートーベン:ピアノ・ソナタ第3番&第32番 アイヴィー
☆これはDVDでまだウェブ上には在庫がありました。未聴です、買おうかな…。タッチの美しさは比類なく、ピアノを「弾いてる」と感じさせない音を出す夢見心地のピアニスト、、、でした、私にとっては
ミハエル・プレトニョフ
[カーネギー・ホール・ライブ]UCCG-1028(\3,059)
☆初来日から大好きだったピアニスト…現在は指揮者っすか。ただし2003年の王子ホールでのピアノ・リサイタルがあまりに凄かった(宇宙的広がりを感じた、といったら良いでしょうか)ので、やっぱりこの方はピアニストだなと再評価している次第です。ライブしかないのは残念ですが、、、これも未聴
☆どちらも未聴なので、推薦ではなくてあくまで[ご参考までに]
緻密で、正確に作られ磨き上げられた音の缶詰。現在のCDがそういった筆致で作られているかどうかはともかく、音楽関係者ではない友人知人によく訊ねられるのは「この曲、どのCD聴いたら良いですか」というもの。その目的は、「演奏会に行くのでその予習」とか「行って聴いてみたら良かったので別の人の演奏も」「行って聴いてみたけど何だかピンとこなかったので、もっとほかに」…と理由は様々だ。
CDを聴いて演奏の参考にする…これはまた賛否両論。ピアノの先生には、「様々なものを聴くか全然聴かない」ことを勧められた。楽譜から音楽を読み取り、イメージを作って“自分の”演奏をするのが、たとえ卵であっても音楽家の基本、「あらゆる演奏を取り寄せて聴く」なんてことは考え付かなかったので、学生時代は「もっぱら自分の演奏する曲は聴かない」だったけど。どうしても、「大好きで演奏したい曲」から入ったものは、そりゃ耳にこびりついていますが、、、
オーケストラの場合はぜんぜん話が別で、自分が演奏するのは1パートに過ぎない。だから聴きこんで、どこのパートがどんなオシゴトをしているのかはCDなど聴いてみる。そうすると「数え落ち」も減るし(笑)、だいたい楽しいでしょう(*^_^*)。スコア見ながらCD流すのって楽しいです、はい。演奏する気分で、ね。
・・・
話ズレました。
先日のアンスネスを聴きに行った友人が、「第32番て、なんかえぇCDありまへんか」と言っていたので、少し思いつく処をさらってみた。我が家には、昔昔のウィルヘルム・ケンプのエアチェックテープしかない…あとはベートーヴェンのソナタ全集が何本か…これは夜ちょっと探してみよう。ちなみにこのケンプのは良いです。刷り込みのせいかもしれないけど。
ミケランジェリ、ルービンシュタイン、ブレンデル、バックハウス。
少し好みの偏った処でパウル・バドゥーラ=スコダ、アファナシエフ。日本人なら内田光子、園田高弘。ほかベートーヴェン弾きといえばネルソン・フレイレ、ゲルハルト・オピッツ...など思いついたが。
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ
[ミケランジェリ・プレイズ・ベートーベン]ベートーベン:ピアノ・ソナタ第3番&第32番 アイヴィー
☆これはDVDでまだウェブ上には在庫がありました。未聴です、買おうかな…。タッチの美しさは比類なく、ピアノを「弾いてる」と感じさせない音を出す夢見心地のピアニスト、、、でした、私にとっては
ミハエル・プレトニョフ
[カーネギー・ホール・ライブ]UCCG-1028(\3,059)
☆初来日から大好きだったピアニスト…現在は指揮者っすか。ただし2003年の王子ホールでのピアノ・リサイタルがあまりに凄かった(宇宙的広がりを感じた、といったら良いでしょうか)ので、やっぱりこの方はピアニストだなと再評価している次第です。ライブしかないのは残念ですが、、、これも未聴
☆どちらも未聴なので、推薦ではなくてあくまで[ご参考までに]
2007.02.07
ラ・フォル・ジュルネ現地篇1
毎年、ゴールデンウィークに東京の有楽町/東京国際フォーラムで行なわれる「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」。今年は5月2~6日と少し後ろ倒しの開催だが、それに先駆けて、現地へ飛んだ。
完全に取材陣というわけでもなく(なにせ渡航費は自費デス)、かといって完全にお遊び見学というわけでもない。いろいろ現地ではお世話になった分は原稿を書かねばと、ついオシゴトしてしまい、同行者には笑われる始末。駄菓子菓子。ともあれ航空機はANAにして、TGVには絶対乗るぞというのが最初からの強い決心だったりします。で、おいしいワインを飲みたいし、フランスパンも食いたい。…本当はパリにも行きたかったな(泣)。ということで、行って参りました。
・・・
TGVで移動です。SNCFというフランス国営鉄道の「高速列車」だそうで、「Train à Grande Vitesse」の略だということで。乗りたかったのでした(^_^)。しかし日本の新幹線より速く、よりスピードと安定感を出すために直線を走れるように、街によっては市街地でなく郊外を通っています。目的地のナント市は、市のほぼ中心部に入っており、駅の西側後方の陸橋を超えた処に、「ふぉるじゅるね」会場の国際会議場があるのでした

これがTGVのチケット
・・・
いよいよ会場入り。1月31日から会期はすでにスタートしており、まだ平日なのでまだこの後の混雑を考えると込んでいません。でも午後になるとけっこうな人出。それもそのはず、動線が一箇所に固まるので、どうしても混雑してしまうのです。その分、全体の構造はわかりやすいのと移動の距離が短くて済むのがご年配の方には良いのかもね


地元の名士、主催のプロデューサー、パワフルなルネ・マルタンです。着いた翌日さっそく日本記者団用会見が一室で行なわれました
・・・
アーティストラウンジではチケット制で食事ができます。これはこれで美味だし量があるのが外人さんには嬉しいだろうけれど、アーティストたちには東京の帝国ホテル仕出の食事の方が評判がよかったみたいです


そこで同じテーブルになったローザンヌ声楽アンサンブルの皆さん。昨年はベートーヴェンの第九や「ミサ・ソレニムス」の素晴らしい合唱を聴かせてくれました。今年はフォーレの「レクイエム」を、下の写真のマエストロ、ミシェル・コルボの指揮で。コルボのインタビューは数誌に載ると思います(私は横で眺めていただけ・笑)
(to be continued...)
完全に取材陣というわけでもなく(なにせ渡航費は自費デス)、かといって完全にお遊び見学というわけでもない。いろいろ現地ではお世話になった分は原稿を書かねばと、ついオシゴトしてしまい、同行者には笑われる始末。駄菓子菓子。ともあれ航空機はANAにして、TGVには絶対乗るぞというのが最初からの強い決心だったりします。で、おいしいワインを飲みたいし、フランスパンも食いたい。…本当はパリにも行きたかったな(泣)。ということで、行って参りました。
・・・
TGVで移動です。SNCFというフランス国営鉄道の「高速列車」だそうで、「Train à Grande Vitesse」の略だということで。乗りたかったのでした(^_^)。しかし日本の新幹線より速く、よりスピードと安定感を出すために直線を走れるように、街によっては市街地でなく郊外を通っています。目的地のナント市は、市のほぼ中心部に入っており、駅の西側後方の陸橋を超えた処に、「ふぉるじゅるね」会場の国際会議場があるのでした

これがTGVのチケット
・・・
いよいよ会場入り。1月31日から会期はすでにスタートしており、まだ平日なのでまだこの後の混雑を考えると込んでいません。でも午後になるとけっこうな人出。それもそのはず、動線が一箇所に固まるので、どうしても混雑してしまうのです。その分、全体の構造はわかりやすいのと移動の距離が短くて済むのがご年配の方には良いのかもね


地元の名士、主催のプロデューサー、パワフルなルネ・マルタンです。着いた翌日さっそく日本記者団用会見が一室で行なわれました
・・・
アーティストラウンジではチケット制で食事ができます。これはこれで美味だし量があるのが外人さんには嬉しいだろうけれど、アーティストたちには東京の帝国ホテル仕出の食事の方が評判がよかったみたいです


そこで同じテーブルになったローザンヌ声楽アンサンブルの皆さん。昨年はベートーヴェンの第九や「ミサ・ソレニムス」の素晴らしい合唱を聴かせてくれました。今年はフォーレの「レクイエム」を、下の写真のマエストロ、ミシェル・コルボの指揮で。コルボのインタビューは数誌に載ると思います(私は横で眺めていただけ・笑)
(to be continued...)
2007.02.06
王子ホールの王子さま
2007年2月6日(水)銀座・王子ホール
レイフ=オヴェ・アンスネス ピアノリサイタル
曲目/シベリウス:「キュリッキ」三つの叙情的小品 作品41、13の小品 作品76より No.10「悲歌的に」、No.02「練習曲」、五つの小品~樹の組曲 作品75よりNo.4「白樺の木」、10の小品 作品24よりNo.10「舟歌」
グリーグ:ノルウェー民謡による変奏曲形式のバラード 作品24
-intermission-
シェーンベルク:六つのピアノ小品集 作品19
ベートーヴェン:ピアノソナタ第32番 ハ短調
アンコール)3曲。バッハ=ブゾーニ:主イエス・キリストよ、われ汝を呼ぶ、メンデルスゾーン:無言歌 作品67-2、シューマン:4つのピアノ曲 作品32-3「ロマンツァ」-4「フゲッタ」
一昨年、東京フィルの協奏曲に登場して(来日は通算10回目で初来日は93年ではあるが)ワタクシの度肝を抜いてくださった北欧・ノルウェーの王子様(というには少々年長ではあるが)。ピアニストだが音楽祭を主催したり最近は指揮者もやる、レイフ=オヴェ・アンスネス。演奏は色彩感とボリューム感溢れ、才能がほとばしってる感じで。けっこうファンになり、5年ぶりのリサイタルツアーという今回は、期待して王子ホールへ。
楽器の音色なのか彼のタッチが此処に合わなかったのか少々の違和感は残るものの、手の中に入った感じのシベリウスはテクニックの難しさを感じさせない演奏。まったく楽々と美しく歌っていた。中でも「練習曲」という皮肉なタイトルの曲は、おもしろかったし、「舟歌」は「弾いてみたいな」と思わせる。
グリーグはもちろんお得意だろうけれど。音色の豊かな人だと思っていたが音量の幅の細やかさはそれに増して、だと思う。なるほど、オーケストラと向こうを張って十分だったわけだ。
後半の2曲の方が個人的には気に入った。シェーンベルクは歌と間が感じられたし、ベートーヴェンはオーソドックスな中に内省的な感じ、でも基本的に思索的というよりは陽性なんだろうなと思わせる。けれども、その構造感はしっかりとしており、最晩年の曲の完成度をきっちり聴かせてくれた、と思うです。
会場には熱心なファンがつめかけていた…と思う。ファン層の年齢が広いというのも特徴なのだろうか、王子の会員さんもいるので一概には言えないが、老若男女幅広い層に支持されるアーティストだと思った。明日、8日もオペラシティで演奏会。こちらはベートーヴェンなどのほか、ムソルグスキーの「展覧会の絵」が入っているので、彼の真骨頂を聴くには良いかもしれない。
あ。誤解のないよう言っておくと、彼はイアン・ボストリッヂの伴奏を務めたCDも出している。この音色と繊細さは、今回のコンサートで聞かせたライブ感とはまったく別のもの。才能の塊、という感じだ。
レイフ=オヴェ・アンスネス ピアノリサイタル
曲目/シベリウス:「キュリッキ」三つの叙情的小品 作品41、13の小品 作品76より No.10「悲歌的に」、No.02「練習曲」、五つの小品~樹の組曲 作品75よりNo.4「白樺の木」、10の小品 作品24よりNo.10「舟歌」
グリーグ:ノルウェー民謡による変奏曲形式のバラード 作品24
-intermission-
シェーンベルク:六つのピアノ小品集 作品19
ベートーヴェン:ピアノソナタ第32番 ハ短調
アンコール)3曲。バッハ=ブゾーニ:主イエス・キリストよ、われ汝を呼ぶ、メンデルスゾーン:無言歌 作品67-2、シューマン:4つのピアノ曲 作品32-3「ロマンツァ」-4「フゲッタ」
一昨年、東京フィルの協奏曲に登場して(来日は通算10回目で初来日は93年ではあるが)ワタクシの度肝を抜いてくださった北欧・ノルウェーの王子様(というには少々年長ではあるが)。ピアニストだが音楽祭を主催したり最近は指揮者もやる、レイフ=オヴェ・アンスネス。演奏は色彩感とボリューム感溢れ、才能がほとばしってる感じで。けっこうファンになり、5年ぶりのリサイタルツアーという今回は、期待して王子ホールへ。
楽器の音色なのか彼のタッチが此処に合わなかったのか少々の違和感は残るものの、手の中に入った感じのシベリウスはテクニックの難しさを感じさせない演奏。まったく楽々と美しく歌っていた。中でも「練習曲」という皮肉なタイトルの曲は、おもしろかったし、「舟歌」は「弾いてみたいな」と思わせる。
グリーグはもちろんお得意だろうけれど。音色の豊かな人だと思っていたが音量の幅の細やかさはそれに増して、だと思う。なるほど、オーケストラと向こうを張って十分だったわけだ。
後半の2曲の方が個人的には気に入った。シェーンベルクは歌と間が感じられたし、ベートーヴェンはオーソドックスな中に内省的な感じ、でも基本的に思索的というよりは陽性なんだろうなと思わせる。けれども、その構造感はしっかりとしており、最晩年の曲の完成度をきっちり聴かせてくれた、と思うです。
会場には熱心なファンがつめかけていた…と思う。ファン層の年齢が広いというのも特徴なのだろうか、王子の会員さんもいるので一概には言えないが、老若男女幅広い層に支持されるアーティストだと思った。明日、8日もオペラシティで演奏会。こちらはベートーヴェンなどのほか、ムソルグスキーの「展覧会の絵」が入っているので、彼の真骨頂を聴くには良いかもしれない。
あ。誤解のないよう言っておくと、彼はイアン・ボストリッヂの伴奏を務めたCDも出している。この音色と繊細さは、今回のコンサートで聞かせたライブ感とはまったく別のもの。才能の塊、という感じだ。
2007.02.05
パリを通過。。。
本日帰国しました。
プレスルームからアクセスはできたのですが、PCに日本語フォントが入っておらず、読めても書けない。メールなどは宿でモバイルPCで書いてUSBで持ち込み貼り付けてみたけど文字化けして×でした。
やっぱり自分のPC治さないとダメですな~。ホテルにはちゃんとケーブルの接続口が部屋の電話機に付いていたりします。

バスの窓から見つけたパリの風景

憧れのセーヌ川(^_^;)
次回はパリでゆっくりしたいですねー。
シャルル・ド・ゴール空港からバスでパリのモン・パルナス駅へ向かい、そこからTVGでナントへ入りました。夜になったのでTVGからの景色は見られずぐっすり寝てましたが、帰りはロワール川の流れがきれいでした~♪ 移動に時間がかかってしまった甲斐はあります。
レポートはおいおい。…フランス語圏初上陸でした。
プレスルームからアクセスはできたのですが、PCに日本語フォントが入っておらず、読めても書けない。メールなどは宿でモバイルPCで書いてUSBで持ち込み貼り付けてみたけど文字化けして×でした。
やっぱり自分のPC治さないとダメですな~。ホテルにはちゃんとケーブルの接続口が部屋の電話機に付いていたりします。

バスの窓から見つけたパリの風景

憧れのセーヌ川(^_^;)
次回はパリでゆっくりしたいですねー。
シャルル・ド・ゴール空港からバスでパリのモン・パルナス駅へ向かい、そこからTVGでナントへ入りました。夜になったのでTVGからの景色は見られずぐっすり寝てましたが、帰りはロワール川の流れがきれいでした~♪ 移動に時間がかかってしまった甲斐はあります。
レポートはおいおい。…フランス語圏初上陸でした。
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