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覚書でよいからフォルジュルネの記録を残しておこうと思っていたが、なかなか他の締め切りに追われたり、どこかに書くかもと思うとネタを出す気にならなかったりしてそのまま月日は過ぎ行く(笑)。

とりあえず、羅列くらいはしておこう。

5月1日(火) 
 ・18時からアーティストラウンジにて。前夜祭つーかレセプション
  ハンガリーの民族音楽グループ「ムジカーシュ」が演奏、会場の喝采を浴びた。だが、開演前から「ボレロ」の小太鼓を叩き続けていた女性奏者、すごいお疲れさまでした♪

5月2日(水)
 ・この日はプライヴェートに徹することにし、友人と一緒にチケット購入して臨む。室内楽はすでに私がチケット売り場に行った日にはほぼ完売ばかりで、この2組が聴けたのは僥倖!
 1.D7イプセン 15:30
 /樫本大進、佐藤俊介、小菅優、ニコラ・バルデル
  シマノフスキ:ドライアドと牧神「神話」作品30より3曲
  ミヨー:2つのヴァイオリンのためのソナタ 作品15
  ミヨー:ピアノ、ヴァイオリンとクラリネットのための組曲 作品157b
 ⇒これがあまりにも素晴らしかったので、ほかはもう聴かなくても良いや、という気分になりはしたが、最初で終わっていては笑える。これは1人で聴いたので、友人と待ち合わせてB7へ
 本当は、16:45からのパスキエ-ピドゥ-ペネティエというおフランスなフォーレのピアノトリオとドビュッシーのそれぞれのソナタを聴きたかった! もう、大好きな曲なんですよねぇ。

 2.B7マラルメ 17:15
 /ルノー・カプソン、ゴーティエ・カプソン、フランク・ブラレイ
  ドヴォルジャーク:ピアノトリオ 第3番
  En)クライスラー:ウィーン小行進曲
 ⇒また絶品。まぁ美青年だしもうアンサンブルがうつくしすぎるし、ドヴォらしく若々しいし。同行の友人は目がハートになって、しきりと「お家にお持ち帰りしたい~♪」と騒いでおりました。堪能!

 3.B5ガルシア・ロルカ 18:30
 /イヴァン・クラスキ、プラジャーク弦楽四重奏団
  ボロディン:弦楽四重奏曲第2番 二長調、ピアノ五重奏曲 ハ短調

 ⇒いやぁ、素晴らしいプラジャークSQも、クラスキも。ピアノクインテットはう~む、ボロディンらしさでいうと少々評価の高くできない曲だけど、演奏は抜群だし。弦楽四重奏は言うことない、、、素敵★

 ⇒ここで腹が空いたので、あまり時間はないと思いつつも、中庭で屋台。タイカレーが売り切れだったので、ドライカレーを食いながら、ハイネネンのビアを流し込む。なんかしゃーわせ★

 4.Aドストエフスキー 20:15
 /東京都交響楽団、小泉和裕
  スメタナ:『わが祖国』より「ヴィシェフラド」「ヴァルタヴァ」「シャールカ」「ボヘミアの森と草原から」

 ⇒ナントと東京と通しで聴いて、都響って今、すっごいレベルだな、と素直に感心した。口ぽかん、という気分で、5,000席のホールというのはさすがにキツいが、アンサンブルが素晴らしいのでよく鳴っている。一人一人の音もくっきり聞こえるのだが乱れないし。何より音楽的にも気持ちよくブラボーな感じ。

 ⇒この後の「フラメンコ」ステージをぜひ見たかったのだが、さすがに一日めから夜中まではキツいのと翌日朝早いので、ここで撤収
 ⇒有楽町駅方面、ガード下店で軽くつまみ、おしゃべりして解散。お疲れさまでした
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・・・今年も5月1日に前夜祭、2日~6日、有楽町の国際フォーラムで例年のごとく行なわれています。

ともあれ、毎日少しだったり長時間だったり会場におります。何をやっているわけではないのですが、ナントに行った責任上&動向チェックもあり、各誌各記者各団体、皆さん連休無しに集っていますね。

これが始まってからの3年間、音楽業界にGWは無い(笑)。現在、単行本の仕事をさせていただいている某ピアノ関係雑誌編集部の方々も、担当を決めて日々有楽町へ出張っておられるようすでした。

一日めは、必死の思いで潜り込んだ(チケットを買おうと思ったのですが売り切れで買えず、並びました)、国際派才人3人の共演、樫本大進、佐藤俊介、小菅優のミヨー:「2台のヴァイオリンためのソナタ」が予想どおり素晴らしかったです。先日パリで俊介氏とお会いした時にも話題になりましたが、まったく個性の違う2本のヴァイオリンが響きあい生かしあって、アンサンブルはばっちりですし。ともかく一瞬も耳を離せないような音の絡まり方、伸び方で。こうして聴くと若くて才能溢れる、というイメージがずっとつきまとっていた大進氏も、音楽家として貫禄でてきたなぁという印象。俊介氏はもう、弾けちゃって仕方ない人で、また色気のある音を出すようになったり、聴くたび変化していくのが楽しみな2人。またピアノが素晴らしい、、、スタートがこれだったので、もう幸せ、で終わってしまいましたが。大進氏のシマノフスキも秀逸でした。だんだん幅が広がっていく感じで、頼もしい日本男児たちでした。

この日のラストに聴いた都響-小泉の「わが祖国」はもう唖然というくらい上手かったです。いや、本当に、唖然。素晴らしい。
一言のつもりが長くなりましたが、、、とりあえず、出かけなければ。