fc2ブログ
・・・ということで、NB Online「音楽カレンダー/6月のおすすめ」で紹介した新国立劇場バレエ団の「ドン・キホーテ」を観に行ってきた。

4階席中央ってのは初めてである。わりあい左右の席が好きなので、新国立でも、Bunkamuraオーチャードなどでも左右の翼の処によく座る。もちろん、一つには安いからだが、、、

 ドンキ~は派手な踊りで、コンクールではよく踊られるが日本で全幕上演される回数は意外に少ないような気がする。最近はそれでも増えているようで、新国立で見るのは2回目かな。以前のは「ドン・キショット」で輸入版だったような。
 ザハロワと寺島ひろみのダブルキャスト。選んだのは後者で、ザハロワ(ボリショイのプリンシパル)が素晴らしいのはわかっていたが、日本の注目されるバレリーナを見ておこうと、敢えてこちらに。・・・素晴らしかったですねー。
 バレエの細かいことはよくわからないのだが。主役の2人がともかく美しいことと力があることは見てもよくわかった。若いということもあるのかもしれないが、確かな技術と個性。それと、2人とも膝から下の足の美しいこと。ちょっとした動作、ちょっとした手や足の動かし方。音と音の、間。ここが個性っていうのだろうか。
 バジル役を踊ったデニス・マトヴィエンコはボリショイのゲストソリスト(元マリインスキーにも出ていてキエフ出身)、シーズンゲストとして新国立でいろいろな主役をやっているが、ともかくチャーミングである。足がとても音楽的というのかしなやかに動く。それとバネ、も力強さよりもしなやかさを感じ、それがバジルのちょっとコミカルで調子のよい若者役に非常に合っていた。

 それと。これ、どこでもそうではないと思うのだが。
 キトリの寺島とのアンサンブルが、非常に美しかった。ゾクっとしたほど。ちょっとした手の上げ方、スピード、角度がぴったり揃っていて、それがまた杓子定規じゃないのだ。相性がいいのか? それも技術なのか? ほんのちょっとしたことなんだけど。とても美しい。

 演出もシャレてて…そして何よりオケ上手かったです。先日の、オペラ『ばら騎士』でもそうだったのだけれども、東京フィルの良さを改めて認識した。2幕・居酒屋でのギターの踊りのチェロソロ(Kさん素敵♪)とか、3幕のフルートとピッコロのデュオソロとか。いやぁ美しかったですね。指揮者もよかったのかな?

と、満足した夜であった。・・・あ~それと。衣裳が素敵だったです。色彩感がよいよね。演出、、、ザ・スタッフの大澤さんだ。なるほど。

PS 隣の中劇場でルジマトフ演ってました。買えなかったので、来週、東京国際フォーラムに行ってきます(^_^)

スポンサーサイト



ものすごく久しぶりになってしまった。
書きたいことは山ほどあれど、なかなか書けずに、、って言い訳ですね。

日経BP Onlineの方は、いやでも締切がやってくるので、5月にスタートし、半月に10本、月20本の「雨音のお勧め」を書いている。実際に自分でも行くようにしているので、その反省なども、此処に書いていければよいなと思うのだが。

☆日経BP「NB online」の連載
 「ライフ」>>「美術・音楽」
  >>「私の好きな音楽」(経済人文化人インタビュー)
   ⇒月1回、後半アップ
  >>「音楽カレンダー」
   ⇒月2回、月初と真ん中の週明けアップ

日経BP Online 「ライフ」

でございます(_ _)

 6月27日に、「私の好きな音楽」で、元フルーティストの龍角散社長・藤井隆太さんのインタビューがアップされました。
 来週真ん中へんくらいまでに、「7月前半」のプレビュー予定です。「6月後半」プレビューも記事一覧から見られます。

 ブログ形式なので、どんどん記事は下へ送られてきますが、ジャンルごとに/キーワードでクリックすれば、いくらでも過去記事は見られる仕組みです。なかなか読みやすく、他の記事にも目が行き楽しいです。
 お気に入りはDENON(コロムビア)で活躍した川口義晴氏をインタビューした諸石幸生さんの連載「音楽プロデューサーという仕事」と林田直樹さんのコラム「音楽脳を刺激する」かな。週1でアップされる「今週のお薦めCD」も切り口が面白くてけっこう役に立ちます(^_^)。