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せめて演奏会日誌だけでも、と思いつつ、これだけ毎日コンサートだと書く余力が残らない。
本日は日本フィルの定期1日め。

  日本フィルハーモニー交響楽団 第592回定期演奏会
  2007年7月12日(木)、13日(金)19:00 東京オペラシティ
  指揮/広上淳一、チェロ独奏/趙静
  ハイドン:交響曲第104番 D-dur「ロンドン」
  モーツァルト:交響曲第38番 D-dur「プラハ」
  プロコフィエフ:協奏交響曲(チェロ協奏曲第2番)

最初の音からなんかちがうぞ。日本フィル-広上というのはやっぱり良いのだな、と実感。そうして、こういう音を出してもらえると、やっぱり自分は日本フィルが好きなんだなと思う。ザラリとした触感のある、だけどきちっと縦に乗った音。それでもって動きのある粘りのあるフレーズ感とか。言葉にするのは難しいけれど。なんか懐かしい音がする。

ロンドンとプラハが終わった段階で客席が物凄く沸いていたから、まぁ珍しいと思ったけれど、オーケストラ(舞台の真上という席でした)もけっこう良い感じでノッテいて。

それが協奏曲はもっと凄かった。これはチョー・チンの力量もある。黄色のドレスは初めてだったので、可愛かったなぁ(*^_^*)。何度も仕事で一緒しているというのに、はい、ただのファンです♪ 
聴くたび凄くなる気がする。それで、プロコフィエフの技術的な難しさを感じさせずに、この音楽の美しさをきっちし聞かせていたのは、この若さ(たしか26歳)にして凄い。。。

良い演奏会だした。前回のジークハルトも良かったそうなので、こういうのが続くと良いんだけどね~♪

そういえば、ラザレフが首席指揮者に就任が決まりました。
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PMF(パシフィック・ミュージック・フェスティバル)が、7月29日まで北海道で行なわれている。
  >>参照URL

その、中抜け東京公演(笑)が11日、オーチャードホールで行なわれた。

 2007年7月11日(水)19:00 Bunkamuraオーチャードホール
 指揮/リッカルド・ムーティ、演奏/PMFオーケストラ
 曲目/ヴェルディ:『運命の力』序曲、モーツァルト:オーボエ協奏曲、シューベルト:交響曲第9番「グレート」
 アンコール/シュトラウスの(何だかの)ワルツ(調査中)

いやぁ、うまい。というか、響きがすっごく良いのである。あの難しいホールをちゃんと鳴らし、それもふわんと。要にウィーン・フィルの重鎮が入って切磋琢磨しながら若者たちがまとめていく。この重厚感。若さと経験のパワーが併せ持って、またムーティが良かった。特にヴェルディは最高だったかもしれない。
 コンサートマスターはW.ヒンクで、ヴェルディのクラリネット・ソロはシュミードルが吹いていた。聴くたび思うが、やっぱりこの方、最高に上手いです。グレートは飽きさせない演奏でこれもブラボー♪

東京は完売だったけど、名古屋、大阪は曲目も面白いし、まだチケットは残っているそうなので、ぜひ聴いてみてください。