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なぁんと久しぶりの書き込み。
だけど、演奏会はがしがし行っていて(先々週や今週などほとんど毎日…しかも重なっていて悩む)、そのうちさかのぼって書きます。

 ◆2007年11月5日(月)19時 NHK音楽祭2007・1
  管弦楽/パリ管弦楽団 指揮/クリストフ・エッシェンバッハ

  ベルリオーズ:序曲「ローマの謝肉祭」
  ストラヴィンスキー:組曲「火の鳥」(1919年版)
  ラヴェル:「マ・メール・ロワ」「ラ・ヴァルス」「ボレロ」

いやぁすっごい演奏でしたねぇ。
最初の「ローマ…」で目が点になりそうでした。なんと細かいニュアンス! 大きな音楽づくり! 完璧なテクニックとアンサンブル!!
 エッシェンバッハの指揮は、本当にもう久しぶりだったのですが、繊細さと大胆さと、それと几帳面さが合わさって、ものすごく立派なサウンドだったような気が。

 パリ管は変わった、といわれるけど、やっぱパリ管はパリ管だな。
 管楽器の上手さ、弦楽器のなんというか。ドイツ-オーストリー系とも、東欧系とも、ロシア系ともまったく違う音色と鳴り。それにものすごくダイナミクレンジが広いんだ。
 はじけるパーカッションはかわいくて楽しかったし、揺れるコントラバス、攻めるヴィオラはめっちゃ好みでした。ヴァイオリンの音色、チェロソロは物凄く美しかったし。

 欲をいえば「マ・メール・ロワ」が少し真面目すぎる気がしたけど、演奏の完成度は一番高かったのかも。ただ、私はともかくベルリオーズにびっくらこいたのと、「ラ・ヴァルス」が凄かったですね。
 妙技とアンサンブルと楽団としての音色。すごいオケですな。
 さすがに今日は、3階の屋根の下はいやだったです。音響も悪くはないけれども、前で聴いたらどんなによかったでしょう。座席は2FL17列14番。だからあまり論評はできませんね。
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