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2009.11.27
●2009年11月
11月も気づいたら終わろうとしている。相変わらず演奏会記録はすっ飛ばしてしまうことが多く、反省多数。終わってから食事して、戻ると。もう眠い。翌朝になると、、、というパターンの繰り返しじゃ、ダメですね。
11月2日(月) 19時 杉並公会堂 ギトリスと仲間たち。お仕事なので、内容は割愛。話がきちんと通ってなかったため入口でモメる。しんどいとこムリして来たんだからなんとかしろよと思いつつ、コンサートとしても聴きたかったのだから、「それだったらチケット購入して自分で来て楽しんだ方が良い」と珍しく怒る私である。編集部と直接話してもらい、一応、入場したが、ギリギリすぎて予定が大狂い。これがこういう演奏会だったから心穏やかに聴けたが、中のリレーションの悪さは編集部の責任でもなければ我々にもまったく関係がない。どういうマネジメントなんだ。これとは別件だが、スケジュールが仕切り切れずに取材が入らなかったという話も小耳に挟んだ。招聘が変わったとはいえ担当者は同じなのだから、何か別の理由なのだろう。よろしくないと思うけどな。
コンサートは素敵でした。木野さんの「ラ・カンパネラ」が素晴らしくてビックリ。師匠の前だから緊張したのかしら(笑)。
11月3日(火祝) 某イベント、体調不良にて×。すごく楽しみにしてたのになぁ。。。
11月9日(月) 19時 東京オペラシティ リヨン国立管 cond 大野和士
これも、体調不良にて×。連れ合いに譲って、辛らつなご意見を聞く(笑)
11月10日(水) 19時 東京フィルハーモニー交響楽団 in 東京オペラシティ
ミョンフンplays ブラームス・ツィクルス最終日。 素晴らしかったです。
ムリして行った価値あり→→ところが、これもオシゴトになってしまったので、此処に書くのは控える。
11月11日(水) 19時 JTアートホール 室内楽 なかなか秀逸な演奏会→これもお仕事
11月13日(金) 19時 サントリーホール 日本フィル・定期演奏会
ベートーヴェン:コリオラン、交響曲第4番、第5番
指揮/マルティン・ジークハルト
11月19日(木) 19時 サントリーホール 都響・定期/インバル × くっそー(泣)
11月24日(火) 19時 紀尾井ホール ジュリアードSQ+上海SQ
バルトーク:弦楽四重奏曲第2番/ジュリアードSQ
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 ラズモフスキー 第3番/上海SQ
メンデルスゾーン:弦楽八重奏曲 両カルテット
→すんばらしかったです。でもこれもオシゴトなので書かない
11月26日(木) 19時 王子ホール ピエール・アンタイ バッハ、チェンバロリサイタル ×
(涙呑んで、知人に譲りました)
11月26日(木) 19時 サントリーホール NHK交響楽団定期演奏会
指揮/ネルロ・サンティ
ベートーヴェン/レオノーレ序曲、交響曲第4番、交響曲第6番「田園」
→良い演奏会でした~。感想は、のちほど別アーティクルで。
11月30日(月) 19時 サントリーホール 読売日本交響楽団・定期
→果たして私は行けるのでしょうか???
11月2日(月) 19時 杉並公会堂 ギトリスと仲間たち。お仕事なので、内容は割愛。話がきちんと通ってなかったため入口でモメる。しんどいとこムリして来たんだからなんとかしろよと思いつつ、コンサートとしても聴きたかったのだから、「それだったらチケット購入して自分で来て楽しんだ方が良い」と珍しく怒る私である。編集部と直接話してもらい、一応、入場したが、ギリギリすぎて予定が大狂い。これがこういう演奏会だったから心穏やかに聴けたが、中のリレーションの悪さは編集部の責任でもなければ我々にもまったく関係がない。どういうマネジメントなんだ。これとは別件だが、スケジュールが仕切り切れずに取材が入らなかったという話も小耳に挟んだ。招聘が変わったとはいえ担当者は同じなのだから、何か別の理由なのだろう。よろしくないと思うけどな。
コンサートは素敵でした。木野さんの「ラ・カンパネラ」が素晴らしくてビックリ。師匠の前だから緊張したのかしら(笑)。
11月3日(火祝) 某イベント、体調不良にて×。すごく楽しみにしてたのになぁ。。。
11月9日(月) 19時 東京オペラシティ リヨン国立管 cond 大野和士
これも、体調不良にて×。連れ合いに譲って、辛らつなご意見を聞く(笑)
11月10日(水) 19時 東京フィルハーモニー交響楽団 in 東京オペラシティ
ミョンフンplays ブラームス・ツィクルス最終日。 素晴らしかったです。
ムリして行った価値あり→→ところが、これもオシゴトになってしまったので、此処に書くのは控える。
11月11日(水) 19時 JTアートホール 室内楽 なかなか秀逸な演奏会→これもお仕事
11月13日(金) 19時 サントリーホール 日本フィル・定期演奏会
ベートーヴェン:コリオラン、交響曲第4番、第5番
指揮/マルティン・ジークハルト
11月19日(木) 19時 サントリーホール 都響・定期/インバル × くっそー(泣)
11月24日(火) 19時 紀尾井ホール ジュリアードSQ+上海SQ
バルトーク:弦楽四重奏曲第2番/ジュリアードSQ
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 ラズモフスキー 第3番/上海SQ
メンデルスゾーン:弦楽八重奏曲 両カルテット
→すんばらしかったです。でもこれもオシゴトなので書かない
11月26日(木) 19時 王子ホール ピエール・アンタイ バッハ、チェンバロリサイタル ×
(涙呑んで、知人に譲りました)
11月26日(木) 19時 サントリーホール NHK交響楽団定期演奏会
指揮/ネルロ・サンティ
ベートーヴェン/レオノーレ序曲、交響曲第4番、交響曲第6番「田園」
→良い演奏会でした~。感想は、のちほど別アーティクルで。
11月30日(月) 19時 サントリーホール 読売日本交響楽団・定期
→果たして私は行けるのでしょうか???
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2009.11.23
服部譲二と仲間たち!?
▼11/18(水)19時。東京オペラシティ 「東京アンサンブル」
毎年、楽しみに来日を待っている室内合奏団のコンサート。『東京アンサンブル』の演奏会in東京オペラシティ。来日? その通り、全員が日本人奏者ではあるが、その名の通り、「世界中で活躍中の日本人若手演奏家たち」が、「東京で集まって」「アンサンブルをする」コンサートだからだ。
東京公演だけではない。グローバルなのもウリ。皆が(言葉だけでなく)見事に、音楽的にもバイリンガルだ。東京公演のあと、海外公演もする。今回はヨーロッパツアーだそうな。トルコ、オーストリアその他、小さい町が多い。皆、その演奏会を楽しみに待ってくれる聴衆たちである。
チラシもチケットも、衣装も。黄色がテーマ。元気で、鮮やかで、上品。女性の独特のシルエットのブラウスの上半身、男性のポケットチーフや小物。黒と黄色は、「♪勇気の印☆」というと相当古いCMだが(笑)「24時間、戦えますか」は、やっぱり気持ちとして熱かった。私はけっしてそれを嫌いじゃなかったしね。
さて、メンバー表を見て、知らない名前が増えた。今年はずいぶん印象が変わったなと思ったら、コントラバスが池松くんじゃなかったし。はて? と思ったら、会場にはいらしたそうだ。ニュージーランド響のスケジュールで、東京公演はOKなるも欧州公演が×。仕方なく降り版、ということにしたらしい。
メンバーも若手が増え、だがしかしクオリティは揺らぎもしない。おそらく弦楽アンサンブルとしたら、世界最高峰に入るクオリティだろう。
やけに印象が違うなと思ったら、体制も若干代わり、つまり大手のスポンサーが下りてNPOになったのだと。服部さんも、それならこれは、余技ではなく本気か、と私は感じた次第。
楽しそうに、秀逸なアンサンブルを聴かせ、客席に届ける。楽屋裏は見せない。真剣に、超一級の音楽だ。そうとしか言えない。素晴らしい夜を、何とか継続したいと、私も思う。
・・・
演奏は、武満の三つの映画音楽から始まった。指揮者無しで、ここまでやるか? それは積み上げられた30時間以上のリハーサルの結果なのだろうか。それぞれがソリスト級の技量を持つから、ここまで細かいニュアンスを、さらなる音量を、和音の音色を、つむぎ出せるのか? 凄いと思った。
この夜では、これがわたし的には愁眉だったのだが、続くピアノコンチェルトも、さすがのウィーン-ドイツ風のかっちりした響き。モーツァルトをこれだけ聞かせられれば素晴らしい。ただ、フランス系の音色づくりの好きな私には、ちょいと好みから外れるが、凄いピアニストであるということには違いない。まだ24歳、服部氏がウィーンの仕事で見出した逸材だそうな。今後も活躍が期待されよう。その際立って美しい音色とツブは、モーツァルトのこの、美しいが地味な曲を、確かに輝かせ、人々の耳に届けてみせたからだ。
後半。服部氏のヴァイオリン・ソロは久しぶりに聴くが、いやまぁ説得力があること。まろやかな音色が、確かな表現力を持って、これはまぁヴァイオリンで10台で世界に出た人の音楽なのだと。現在彼は、指揮者としての活動の方が目立つし、指揮者としても良い力を持っていると思われる(少なくとも、私は好き。東京フィルへの客演もとてもよかったし)。
ドヴォルジャクの弦楽アンサンブルは、三大名曲だろうと思う。一番難しいのではと思うが、こじゃれた感じで、難しそうでなく弾かなければならず、その民族的な処と西洋的な接点、美しさや節回しをこれもまた説得力ある演奏を聞かせた。……そう思いながら、あぁ本来これは服部氏が得意なジャンルだったと思い返す。
スロヴァキア・フィルを率いて来日した時の衝撃を思い出す。失われたウィーンも、東欧もそこにあったような気がしたからだ。それを引き出したのがこの、コンマス席に座りながら指揮者も主催者も務めてしまう、服部という男である。
アンコールは例によって、ちょっとしたコント付き。ハイドンのセレナーデ(偽作)をネタに、秀逸な音楽劇の中、ソロを十分に聴かせてくれた。
珠玉の夜。…こんな演奏会は、続けてほしいものだと思う。
毎年、楽しみに来日を待っている室内合奏団のコンサート。『東京アンサンブル』の演奏会in東京オペラシティ。来日? その通り、全員が日本人奏者ではあるが、その名の通り、「世界中で活躍中の日本人若手演奏家たち」が、「東京で集まって」「アンサンブルをする」コンサートだからだ。
東京公演だけではない。グローバルなのもウリ。皆が(言葉だけでなく)見事に、音楽的にもバイリンガルだ。東京公演のあと、海外公演もする。今回はヨーロッパツアーだそうな。トルコ、オーストリアその他、小さい町が多い。皆、その演奏会を楽しみに待ってくれる聴衆たちである。
チラシもチケットも、衣装も。黄色がテーマ。元気で、鮮やかで、上品。女性の独特のシルエットのブラウスの上半身、男性のポケットチーフや小物。黒と黄色は、「♪勇気の印☆」というと相当古いCMだが(笑)「24時間、戦えますか」は、やっぱり気持ちとして熱かった。私はけっしてそれを嫌いじゃなかったしね。
さて、メンバー表を見て、知らない名前が増えた。今年はずいぶん印象が変わったなと思ったら、コントラバスが池松くんじゃなかったし。はて? と思ったら、会場にはいらしたそうだ。ニュージーランド響のスケジュールで、東京公演はOKなるも欧州公演が×。仕方なく降り版、ということにしたらしい。
メンバーも若手が増え、だがしかしクオリティは揺らぎもしない。おそらく弦楽アンサンブルとしたら、世界最高峰に入るクオリティだろう。
やけに印象が違うなと思ったら、体制も若干代わり、つまり大手のスポンサーが下りてNPOになったのだと。服部さんも、それならこれは、余技ではなく本気か、と私は感じた次第。
楽しそうに、秀逸なアンサンブルを聴かせ、客席に届ける。楽屋裏は見せない。真剣に、超一級の音楽だ。そうとしか言えない。素晴らしい夜を、何とか継続したいと、私も思う。
・・・
演奏は、武満の三つの映画音楽から始まった。指揮者無しで、ここまでやるか? それは積み上げられた30時間以上のリハーサルの結果なのだろうか。それぞれがソリスト級の技量を持つから、ここまで細かいニュアンスを、さらなる音量を、和音の音色を、つむぎ出せるのか? 凄いと思った。
この夜では、これがわたし的には愁眉だったのだが、続くピアノコンチェルトも、さすがのウィーン-ドイツ風のかっちりした響き。モーツァルトをこれだけ聞かせられれば素晴らしい。ただ、フランス系の音色づくりの好きな私には、ちょいと好みから外れるが、凄いピアニストであるということには違いない。まだ24歳、服部氏がウィーンの仕事で見出した逸材だそうな。今後も活躍が期待されよう。その際立って美しい音色とツブは、モーツァルトのこの、美しいが地味な曲を、確かに輝かせ、人々の耳に届けてみせたからだ。
後半。服部氏のヴァイオリン・ソロは久しぶりに聴くが、いやまぁ説得力があること。まろやかな音色が、確かな表現力を持って、これはまぁヴァイオリンで10台で世界に出た人の音楽なのだと。現在彼は、指揮者としての活動の方が目立つし、指揮者としても良い力を持っていると思われる(少なくとも、私は好き。東京フィルへの客演もとてもよかったし)。
ドヴォルジャクの弦楽アンサンブルは、三大名曲だろうと思う。一番難しいのではと思うが、こじゃれた感じで、難しそうでなく弾かなければならず、その民族的な処と西洋的な接点、美しさや節回しをこれもまた説得力ある演奏を聞かせた。……そう思いながら、あぁ本来これは服部氏が得意なジャンルだったと思い返す。
スロヴァキア・フィルを率いて来日した時の衝撃を思い出す。失われたウィーンも、東欧もそこにあったような気がしたからだ。それを引き出したのがこの、コンマス席に座りながら指揮者も主催者も務めてしまう、服部という男である。
アンコールは例によって、ちょっとしたコント付き。ハイドンのセレナーデ(偽作)をネタに、秀逸な音楽劇の中、ソロを十分に聴かせてくれた。
珠玉の夜。…こんな演奏会は、続けてほしいものだと思う。
2009.11.20
9月10月と、、、
空いてしまいました(^_^;)。
本業で忙しく、紙に書くのできゅうきゅうしていた、という所為もあります。
演奏会にはたくさん行った(<仕事なので当たり前ですけど)のですが、あとで記録だけでも、記しておきたいと思います。
あ。
本業で忙しく、紙に書くのできゅうきゅうしていた、という所為もあります。
演奏会にはたくさん行った(<仕事なので当たり前ですけど)のですが、あとで記録だけでも、記しておきたいと思います。
あ。
2009.11.15
●2009年10月 October
●2009年10月 October
さて10月。某方面で珍しく“音楽業界じゃない”仕事に没頭&単行本がようやく動き出して、けっこう「演奏会どころではない」! さらに、某オーケストラ(アマチュア)の練習も始まり、某バロック・バンド方面も本番が近づき、土日もなにかと慌しい日々である。
10月8日(木) 19時 銀座王子ホール ベルリン・フィル ホルンカルテット × 行けなかった。というよりも、阿呆な私は、忘れてたんです(>_<) なんと勿体無い(ち、チケット代が…)。悔しい。聴きたかったのにっ!! 10月5日に帰国して、6日一日バテとりました。バテつつ電話攻勢をかけ、翌日すぐに某NPの取材。それで知恵熱出したんだろうか? 水木と寝込んだな、たしか。
10月9日(金) 19時 東京芸術劇場 群馬交響楽団定期演奏会
東京公演。群響さんは毎年必ず、東京公演をされるのですが、いつもは「すみだトリフォニー」なのですね。今回は、特別スペシャルなのかしらん、東京芸術劇場でした。ご招待いただいたので、友人の編集者を誘い、Lets's Go! です。なぜなら、2年前に、ある本を作った時にご一緒した、編集者・N氏、ライター・C氏、コーディネーター・私Aと、揃い踏みで、その相手であるジャズピアニスト、山中千尋さんの「ラプソディ・イン・ブルー」を、絶対に聴きたかったんですもん。
私はジャズピアニストのものするこの曲は、山下洋介さんのと、小曽根真さんのしか聴いたことがない。山下さんのは、もうその世界のものだし、小曽根さんは、やはり某楽団の定期だったので、バランス感覚溢れるクラシックテイストのものだった。ヤマナカチヒロ、としては、絶対にそうじゃあるまい、という確信が見事、裏切られなかった演奏でありましたです。
彼女がジャン、と和声を鳴らした途端、そこはNYはマンハッタンの夕暮れ。すごいなと思ったのは、群響の方々。彼女のテイストを見事受け止め、それに乗っていくセンスは、なかなかガチガチの東京の楽団でもできにくいというような気がする。まぁ賛否両論ありそうですが、私は素敵だと思ったなぁ。「あらあらどこまで行っちゃうの」というアドリブ部分も、スタンダード・ジャズが織り込まれた旋律のオアソビも、素敵だったし。しかもアンサンブルの基本を外さない耳とテクニックも凄かった。極めて満足で、終わってからの酒が旨かった日でありました。
10月17日(土) 18時 読響 定期。これも× くくく、悔しい。
10月21日(水) 19時 王子ホール ピーター・ウィスペルウェイ × すみません、23日のトッパンに譲ります
10月22日(木) 18時半 東京国際フォーラム・A なぜか唐突に、「THE ALFEE Live/My Truth」!
35周年、アニバーサリーツアー、東京公演。。。うふふ♪
この日、ツアー中、アンコールのラストに歌われた曲が、『宇宙戦艦ヤマト 復活篇』のテーマソング、「この愛を捧げて」であると明かされ、スクリーンには特別編集されたその映像が、どどんと描き出されました。翌日の新聞・テレビのワイドショー系、週末に向けての音楽番組などで取材&歌。やっと情報解禁のこの日だった。。。でもポップスのコンサートはすごく久しぶりで、なかなか感動。3時間以上にわたり音楽の旅をしたのであったりする。
10月23日(金) 19時 トッパンホール ピーター・ウィスペルウェイ、チェロ無伴奏リサイタル
もう、「すっばらしかった!」の一言で終わりです。…詳細は、某音楽評で。あれ? まだ原稿出してないか(笑)。某バロック・バンドのチェロ弾きと遭遇。お互いに「こういう処に出没するんだぁ」と感心し合い、情報の交換。前日に取材をしていたので、サイン会に長蛇の列を尻目に、アーティストたちにご挨拶して、失礼した。いやぁ、満足度が高い。こうなると、本当に10月21日の、オール・ブラームスを逃したのはとても残念だなぁ。。。
ちなみにこの日。体調が悪かったこともあったが、いまさら飯田橋→トッパンホールを迷う。ギリギリになってしまった所為もあるけど、出口一個違って、90度違う方へ行き、結局タクシー拾って戻った。あぁぁ、私ってお莫迦。
10月最終週は…あまりにもコンサートが重なるので、悔しくて、結局あれもこれも行っていない。西本智実が指揮の『アイーダ』、N響、王子の波多野睦美さん、徳永二男さんのリサイタル…。ふん、いいもん。と、とりあえず、都響だけはキープ。
10月30日(金) 19時 サントリーホール 東京都交響楽団 定期演奏会
→たいへんたいへん、素晴らしぅございました。詳細はまたのちほど
さて10月。某方面で珍しく“音楽業界じゃない”仕事に没頭&単行本がようやく動き出して、けっこう「演奏会どころではない」! さらに、某オーケストラ(アマチュア)の練習も始まり、某バロック・バンド方面も本番が近づき、土日もなにかと慌しい日々である。
10月8日(木) 19時 銀座王子ホール ベルリン・フィル ホルンカルテット × 行けなかった。というよりも、阿呆な私は、忘れてたんです(>_<) なんと勿体無い(ち、チケット代が…)。悔しい。聴きたかったのにっ!! 10月5日に帰国して、6日一日バテとりました。バテつつ電話攻勢をかけ、翌日すぐに某NPの取材。それで知恵熱出したんだろうか? 水木と寝込んだな、たしか。
10月9日(金) 19時 東京芸術劇場 群馬交響楽団定期演奏会
東京公演。群響さんは毎年必ず、東京公演をされるのですが、いつもは「すみだトリフォニー」なのですね。今回は、特別スペシャルなのかしらん、東京芸術劇場でした。ご招待いただいたので、友人の編集者を誘い、Lets's Go! です。なぜなら、2年前に、ある本を作った時にご一緒した、編集者・N氏、ライター・C氏、コーディネーター・私Aと、揃い踏みで、その相手であるジャズピアニスト、山中千尋さんの「ラプソディ・イン・ブルー」を、絶対に聴きたかったんですもん。
私はジャズピアニストのものするこの曲は、山下洋介さんのと、小曽根真さんのしか聴いたことがない。山下さんのは、もうその世界のものだし、小曽根さんは、やはり某楽団の定期だったので、バランス感覚溢れるクラシックテイストのものだった。ヤマナカチヒロ、としては、絶対にそうじゃあるまい、という確信が見事、裏切られなかった演奏でありましたです。
彼女がジャン、と和声を鳴らした途端、そこはNYはマンハッタンの夕暮れ。すごいなと思ったのは、群響の方々。彼女のテイストを見事受け止め、それに乗っていくセンスは、なかなかガチガチの東京の楽団でもできにくいというような気がする。まぁ賛否両論ありそうですが、私は素敵だと思ったなぁ。「あらあらどこまで行っちゃうの」というアドリブ部分も、スタンダード・ジャズが織り込まれた旋律のオアソビも、素敵だったし。しかもアンサンブルの基本を外さない耳とテクニックも凄かった。極めて満足で、終わってからの酒が旨かった日でありました。
10月17日(土) 18時 読響 定期。これも× くくく、悔しい。
10月21日(水) 19時 王子ホール ピーター・ウィスペルウェイ × すみません、23日のトッパンに譲ります
10月22日(木) 18時半 東京国際フォーラム・A なぜか唐突に、「THE ALFEE Live/My Truth」!
35周年、アニバーサリーツアー、東京公演。。。うふふ♪
この日、ツアー中、アンコールのラストに歌われた曲が、『宇宙戦艦ヤマト 復活篇』のテーマソング、「この愛を捧げて」であると明かされ、スクリーンには特別編集されたその映像が、どどんと描き出されました。翌日の新聞・テレビのワイドショー系、週末に向けての音楽番組などで取材&歌。やっと情報解禁のこの日だった。。。でもポップスのコンサートはすごく久しぶりで、なかなか感動。3時間以上にわたり音楽の旅をしたのであったりする。
10月23日(金) 19時 トッパンホール ピーター・ウィスペルウェイ、チェロ無伴奏リサイタル
もう、「すっばらしかった!」の一言で終わりです。…詳細は、某音楽評で。あれ? まだ原稿出してないか(笑)。某バロック・バンドのチェロ弾きと遭遇。お互いに「こういう処に出没するんだぁ」と感心し合い、情報の交換。前日に取材をしていたので、サイン会に長蛇の列を尻目に、アーティストたちにご挨拶して、失礼した。いやぁ、満足度が高い。こうなると、本当に10月21日の、オール・ブラームスを逃したのはとても残念だなぁ。。。
ちなみにこの日。体調が悪かったこともあったが、いまさら飯田橋→トッパンホールを迷う。ギリギリになってしまった所為もあるけど、出口一個違って、90度違う方へ行き、結局タクシー拾って戻った。あぁぁ、私ってお莫迦。
10月最終週は…あまりにもコンサートが重なるので、悔しくて、結局あれもこれも行っていない。西本智実が指揮の『アイーダ』、N響、王子の波多野睦美さん、徳永二男さんのリサイタル…。ふん、いいもん。と、とりあえず、都響だけはキープ。
10月30日(金) 19時 サントリーホール 東京都交響楽団 定期演奏会
→たいへんたいへん、素晴らしぅございました。詳細はまたのちほど
2009.11.14
●2009年9月 September
●2009年9月 September
9月2日(水) 13時30分 銀座王子ホール。宮本益光氏の「王子な午後」
日本の童謡・唱歌を取り上げ、これに非常に深い憧憬と興味を持ってきた私には秀逸。
友人Pと一緒で、その後ランチなどして一日遊ぶ(<だめじゃん・笑)
9月4日(金) 19時 サントリーホール 日本フィル
指揮/ピエタリ・インキネン、Vn独奏/樫本大進
ショスタコーヴィチ:祝典序曲、交響曲第5番、シベリウス:ヴァイオリン協奏曲
期待のインキネン、首席客演指揮者への就任記念コンサート。“日本フィル再生”という言葉があちこちで聞かれたが、まさにふさわしい幕開けといえよう。…ってもっと詳しく書きたかったのだが、この頃、むちゃくちゃバタバタしてましたな。
BPOのコンサートマスター内定で、大きな話題の大進くん。彼のやりたいことと日本フィルの(もしくはインキネンの)音楽の方向が若干ズレていたようなスタートに感じられもしたが、そこは面白さともいえ、アンサンブル能力の高いソリストの骨太な演奏と、日本フィルの力量感のよく出た秀演…と私は思ったんだけどねぇ。彼のシベリウスは初めて聴いたが、“ナイーヴで熱い”曲想が、けっこう大進には合っている気がした。でも日本フィルファンの間ではヴァイオリニストへの風当たりが強かった。???
なかなか良いコンビの演奏。もともと指揮者とソリストが知己で、インキネンのオファだった模様。タイミングとしては日本フィルが得をした気がしますが、はて。
9月6日(日) またしても行けなかったなぁ、現在は新日本フィルで演奏している、斉藤咲恵さんのヴァイオリン・リサイタル。長くチェコにいてプラハ響で活躍したヴァイオリニスト。日本帰国後のリサイタルは二度目だが、何故かタイミングが合わない。どうでしたか?>聞かれた方 応援したいヴァイオリニストなのです。
9月8日前後 マレーシア・フィルの来日演奏会。。。これは某ヤマト関係方面でバタバタしており、全然行けませんでした。ついでに9月10日のN響も×。これはかなり悔しい。
9月12日(土) 18時 サントリーホール 日本フィル/名曲コンサート
指揮/梅田俊明、独奏/福川伸陽(ホルン)、勝山雅世(パイプオルガン)
曲目/モーツァルト:交響曲第25番、R.シュトラウス:ホルン協奏曲第1番、サン=サーンス:交響曲第3番
イギリスから留学帰国た期待の若手ホルン奏者(主席)、福川氏のコンチェルトを聴きに。この日はバンドの練習日なので、前半だけ聴いて帰る(非常に残念だったが仕方あるまい)。
ホルンはまろやかな彼の味わいがとても出ていて、超絶技巧もなんのその。音楽をふんわりと聴かせていくのは彼のキャラクターだろうか。手荒いお祝いを皆から受け、日本フィルの明日を担うホルニストとして内外に認められたという感じ。大きな拍手を。ぱちぱち(^.^)。
9月22日(月祝) 17時30分 浜離宮朝日ホール 上森祥平 チェロ/バッハ無伴奏リサイタル
9月24日(水) 19時 東京オペラシティH 東京フィルオペラシティ定期
指揮/ミハイル・プレトニョフ、チェロ独奏/趙 静(チョウ・チン)
曲目/ラフマニノフ:交響詩「死の島」、カバレフスキー:チェロ協奏曲第1番 ト短調 op.49、
グラズノフ/交響曲第6番 ハ短調 op.58
ともかく、彼女の弾く演奏会は聴ける限り聴きたい、と思ってほぼ追っかけ。ただ最近は、特にミュンヘン国際を獲ってからは、なかなか追っかけもしつくせないくらいだけれども。前回は日本フィル、今回は東京フィル。思えば、シンガポールでもミョンフン-大進とトリオ・コンチェルトを聴いた。
熟しはじめているというか、得意のロシアもので、安定した演奏技量を見せる。気負いも何もなく、音がとても素敵だし、音程が良いというのは聴いていて心地よい。
グラズノフがとてもよかったし、(何故かラフマニノフは印象に無い)最近のプレトニョフは、個人的感じとして、ピアニストの余技または才能の表出である指揮、ではなく、ちゃんと指揮者になりつつある(もちろんピアニストとしては素晴らしすぎるので、それと比べてはいけないのだが)。
激・多忙な中、仕事でもなんでもないのに行って良かった、という演奏会。
9月25日(金) 19時 銀座王子ホール アルカント・カルテット 第一夜
9月28日(月) 19時 銀座王子ホール アルカント・カルテット 第二夜
アンティエ・ヴァイトハース、ダニエル・セペック(Vn)、タベア・ツィンマーマン(Va)、ジャン=ギアン・ケラス(Vc)
いくら仕事で頭が「ヤ×ト」へ行っちゃっていたとしても、コレは別。日本デビューから幸いにも聴いていることができて、二度目の来日だけど。チケット、手に入って良かったよぉ(;_;)という貴重な公演。ただただうっとりとケラスやタベアに煩悩していてもいいんだけれども、それすら許さない厳しい音楽の響き。でもって、とっても幸せで……生きててよかった、な気分。→なんてことは記事には書けないので此処に書く。某所で音楽評もしました(まだ出てないけど)。
曲目/ドビュッシー:弦楽四重奏曲 ト短調、デュティユー:弦楽四重奏曲 「夜はかくの如し」
メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲 第6番 ヘ短調(第一夜)
バルトーク:弦楽四重奏曲 第5番、ハイドン:弦楽四重奏曲 第64番 ロ短調、
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第7番 ヘ長調 「ラズモフスキー第1番」(第二夜)
このほか、アンコール多数(^.^)・あんこーるでラヴェルが聴けてむっちゃ幸せ♪
ドビュッシーがすごくすごくすごく良かった。彼らは(ケラスはフランス人だけれども)某誌のインタビューでも彼が語っていたように、非常にドイツ的なテイストを持った(国際的な)カルテットだけれども、デュティユーやドビュッシーのテイストに非常にフランス的なものを感じたのは気のせいでは絶対無い。要するに音楽の言語を理解し、その卓抜した技術と音楽性で再現できるのだ。しかも、彼ら自身の個性を持って。。。「これが好き」というカルテットが今、多くはない現在。もっともっと聴きたいな、と言ったら、「あまりにも皆が忙しすぎて、なかなか来日公演が組めない」との話。でも、また来てくれるというから、期待して待ってます、はい。
ところで、9月30日(水)~10月5日(月)は、イタリア・クレモナへ楽器と音楽の旅、でした。ツアーのおミソで付いてっただけですが、せっかくだから、と“勝手にお仕事”してます。
モンドムジカ、トリエンナーレ受賞式、クレモナ・ヴァイオリン製作学校、工房探訪。もちろん美味いものを食い(ハムとかサラミとかパンとか…うっく)、いろいろな人に逢う。
→記事は『音楽現代』12月号(11月16日発売予定)に掲載予定です。
余談ですが。10月2日にケラスの単独リサイタル(in 杉並公会堂)を予約していて、急にイタリア行きが決まったので、キャンセル。今回は、彼のコンサート自体はまったく聴けずである。王子の日に、そう言ったら、「あれ残念。どこ行くの?」というので「イタリア」と言ったら、「そっちの方がいいじゃん!」か何か言われて、背中をぼん、とか叩かれた(笑)。……でもさ~。君のバッハも聴きたかったよ、うん。
でもまた次の機会があろう。
9月2日(水) 13時30分 銀座王子ホール。宮本益光氏の「王子な午後」
日本の童謡・唱歌を取り上げ、これに非常に深い憧憬と興味を持ってきた私には秀逸。
友人Pと一緒で、その後ランチなどして一日遊ぶ(<だめじゃん・笑)
9月4日(金) 19時 サントリーホール 日本フィル
指揮/ピエタリ・インキネン、Vn独奏/樫本大進
ショスタコーヴィチ:祝典序曲、交響曲第5番、シベリウス:ヴァイオリン協奏曲
期待のインキネン、首席客演指揮者への就任記念コンサート。“日本フィル再生”という言葉があちこちで聞かれたが、まさにふさわしい幕開けといえよう。…ってもっと詳しく書きたかったのだが、この頃、むちゃくちゃバタバタしてましたな。
BPOのコンサートマスター内定で、大きな話題の大進くん。彼のやりたいことと日本フィルの(もしくはインキネンの)音楽の方向が若干ズレていたようなスタートに感じられもしたが、そこは面白さともいえ、アンサンブル能力の高いソリストの骨太な演奏と、日本フィルの力量感のよく出た秀演…と私は思ったんだけどねぇ。彼のシベリウスは初めて聴いたが、“ナイーヴで熱い”曲想が、けっこう大進には合っている気がした。でも日本フィルファンの間ではヴァイオリニストへの風当たりが強かった。???
なかなか良いコンビの演奏。もともと指揮者とソリストが知己で、インキネンのオファだった模様。タイミングとしては日本フィルが得をした気がしますが、はて。
9月6日(日) またしても行けなかったなぁ、現在は新日本フィルで演奏している、斉藤咲恵さんのヴァイオリン・リサイタル。長くチェコにいてプラハ響で活躍したヴァイオリニスト。日本帰国後のリサイタルは二度目だが、何故かタイミングが合わない。どうでしたか?>聞かれた方 応援したいヴァイオリニストなのです。
9月8日前後 マレーシア・フィルの来日演奏会。。。これは某ヤマト関係方面でバタバタしており、全然行けませんでした。ついでに9月10日のN響も×。これはかなり悔しい。
9月12日(土) 18時 サントリーホール 日本フィル/名曲コンサート
指揮/梅田俊明、独奏/福川伸陽(ホルン)、勝山雅世(パイプオルガン)
曲目/モーツァルト:交響曲第25番、R.シュトラウス:ホルン協奏曲第1番、サン=サーンス:交響曲第3番
イギリスから留学帰国た期待の若手ホルン奏者(主席)、福川氏のコンチェルトを聴きに。この日はバンドの練習日なので、前半だけ聴いて帰る(非常に残念だったが仕方あるまい)。
ホルンはまろやかな彼の味わいがとても出ていて、超絶技巧もなんのその。音楽をふんわりと聴かせていくのは彼のキャラクターだろうか。手荒いお祝いを皆から受け、日本フィルの明日を担うホルニストとして内外に認められたという感じ。大きな拍手を。ぱちぱち(^.^)。
9月22日(月祝) 17時30分 浜離宮朝日ホール 上森祥平 チェロ/バッハ無伴奏リサイタル
9月24日(水) 19時 東京オペラシティH 東京フィルオペラシティ定期
指揮/ミハイル・プレトニョフ、チェロ独奏/趙 静(チョウ・チン)
曲目/ラフマニノフ:交響詩「死の島」、カバレフスキー:チェロ協奏曲第1番 ト短調 op.49、
グラズノフ/交響曲第6番 ハ短調 op.58
ともかく、彼女の弾く演奏会は聴ける限り聴きたい、と思ってほぼ追っかけ。ただ最近は、特にミュンヘン国際を獲ってからは、なかなか追っかけもしつくせないくらいだけれども。前回は日本フィル、今回は東京フィル。思えば、シンガポールでもミョンフン-大進とトリオ・コンチェルトを聴いた。
熟しはじめているというか、得意のロシアもので、安定した演奏技量を見せる。気負いも何もなく、音がとても素敵だし、音程が良いというのは聴いていて心地よい。
グラズノフがとてもよかったし、(何故かラフマニノフは印象に無い)最近のプレトニョフは、個人的感じとして、ピアニストの余技または才能の表出である指揮、ではなく、ちゃんと指揮者になりつつある(もちろんピアニストとしては素晴らしすぎるので、それと比べてはいけないのだが)。
激・多忙な中、仕事でもなんでもないのに行って良かった、という演奏会。
9月25日(金) 19時 銀座王子ホール アルカント・カルテット 第一夜
9月28日(月) 19時 銀座王子ホール アルカント・カルテット 第二夜
アンティエ・ヴァイトハース、ダニエル・セペック(Vn)、タベア・ツィンマーマン(Va)、ジャン=ギアン・ケラス(Vc)
いくら仕事で頭が「ヤ×ト」へ行っちゃっていたとしても、コレは別。日本デビューから幸いにも聴いていることができて、二度目の来日だけど。チケット、手に入って良かったよぉ(;_;)という貴重な公演。ただただうっとりとケラスやタベアに煩悩していてもいいんだけれども、それすら許さない厳しい音楽の響き。でもって、とっても幸せで……生きててよかった、な気分。→なんてことは記事には書けないので此処に書く。某所で音楽評もしました(まだ出てないけど)。
曲目/ドビュッシー:弦楽四重奏曲 ト短調、デュティユー:弦楽四重奏曲 「夜はかくの如し」
メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲 第6番 ヘ短調(第一夜)
バルトーク:弦楽四重奏曲 第5番、ハイドン:弦楽四重奏曲 第64番 ロ短調、
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第7番 ヘ長調 「ラズモフスキー第1番」(第二夜)
このほか、アンコール多数(^.^)・あんこーるでラヴェルが聴けてむっちゃ幸せ♪
ドビュッシーがすごくすごくすごく良かった。彼らは(ケラスはフランス人だけれども)某誌のインタビューでも彼が語っていたように、非常にドイツ的なテイストを持った(国際的な)カルテットだけれども、デュティユーやドビュッシーのテイストに非常にフランス的なものを感じたのは気のせいでは絶対無い。要するに音楽の言語を理解し、その卓抜した技術と音楽性で再現できるのだ。しかも、彼ら自身の個性を持って。。。「これが好き」というカルテットが今、多くはない現在。もっともっと聴きたいな、と言ったら、「あまりにも皆が忙しすぎて、なかなか来日公演が組めない」との話。でも、また来てくれるというから、期待して待ってます、はい。
ところで、9月30日(水)~10月5日(月)は、イタリア・クレモナへ楽器と音楽の旅、でした。ツアーのおミソで付いてっただけですが、せっかくだから、と“勝手にお仕事”してます。
モンドムジカ、トリエンナーレ受賞式、クレモナ・ヴァイオリン製作学校、工房探訪。もちろん美味いものを食い(ハムとかサラミとかパンとか…うっく)、いろいろな人に逢う。
→記事は『音楽現代』12月号(11月16日発売予定)に掲載予定です。
余談ですが。10月2日にケラスの単独リサイタル(in 杉並公会堂)を予約していて、急にイタリア行きが決まったので、キャンセル。今回は、彼のコンサート自体はまったく聴けずである。王子の日に、そう言ったら、「あれ残念。どこ行くの?」というので「イタリア」と言ったら、「そっちの方がいいじゃん!」か何か言われて、背中をぼん、とか叩かれた(笑)。……でもさ~。君のバッハも聴きたかったよ、うん。
でもまた次の機会があろう。
2009.11.10
2009年10月に発行、“ヤマト”記事の2誌
わたくしがアニメ・ファンであるとか、『攻殻機動隊』や『ルルーシュ・R2』にハマっていたとか、『ワンピース』にも萌えていたとか、『ガンダム』は全部とはいいませんが多くのシリーズを見ていて夏にはお台場に行った、とかいうのは、周りの人々ならほとんどがご存知かと思いますが。
『宇宙戦艦ヤマト』に至っては、1974年の最初のヤマト以来(当時まだ小学生!? 中学生!?)、「好き」という言葉では表現できない複雑な思いを抱え、なによりも、宮川彬良さんや、木/村/拓/哉さんや高/見/沢/俊/彦さんではないですが、「自分の人生に影響を与えた」という意味では、とてもとても大きな存在であった、ことをいまさら否定しても仕方ないでしょう。…と思っています。
昨年から、これが『新宇宙戦艦ヤマト 復活篇』として劇場公開される、というスポーツ紙などの発表があり、非常に複雑な思いながら、いろいろ見守っておりましたが。賛否両論、批判ともつかぬいろいろなものを越えて、まぁ「毒くらわば皿まで」という思いに至りました次第。私はソッチの業界には関わる術を知りませんが、マスコミ人の端くれにいる人間として、なにかできることもあるだろう。そう思い、言ってきましたところ、ご縁あって、音楽の方で多少関わることができました。
もちろん、クリエーターとして、ではなく制作方面ではありませんが。まずは機会を得て、音楽の収録に3日間、同席することができたというわけです。
8月後半に行なわれたこれをきっかけに、約3か月。様々に追っかけ&打ち合わせ等を経て、下記2誌に記事を配信しています。よろしければご覧いただければ幸いです。
●10月15日発売 『音楽現代』11月号 p150-151
「名作アニメとオーケストラ/現代音楽」というタイトルで、『宇宙戦艦ヤマト・復活篇』と10月に新盤がリリースされた『交響誌・ジャングル大帝』、収録現場レポートとインタビュー
ヤマトの方は、音楽監督:大友直人さんのインタビューを中心に構成してます。収録したクラシック音楽(BGMのメインにこれが使われる、というのはアニメージュで語られてますが)の楽曲とか、新たに参加された作曲家のお話とか。「ヤマト交響曲」の方のソリスト、大谷康子さんのコメントとか、そんな感じ。短い記事です。冨田勲さんインタビューについては詳細がこれもまたアニメージュへ。CDのリリース情報、試写会情報を最初に掲載した記事です。
●10月31日 徳間書店から 『アニメージュ Original 』Vol.5月号 現在発売中 1,800円
「蘇り継承される、悠久の調べ」-宇宙戦艦ヤマト 復活篇の音楽-
総監督・西義展氏インタビューと、The ALFEE・高見沢氏のコメント入り 3ページ
音楽監督・大友直人氏や、日本フィルの録音風景などは「音楽現代」と同じネタ元なのですが、 “情報解禁後”発売ということでさらに詳報を書き込み、追加で山下康介さんにもコメントをいただいたもの。新主題歌=THE ALFEEその他についても書き込みました。
宮川泰氏・徳永二男氏にはやはりプロデューサーも思い入れがある様子で、思い出話と評価。それと同時に、未来も見据えて切るところは切る、という語り口は、さすがに仕事人ですな。
▼ムック本で年4回発行の季刊。特集は「金田伊功さん」の作品と時代。あとは「アニメと映画」、という切り口のサブ特集が掲載されています。
・・・
ヤマトのページに続き、“ジャングル大帝”の件で、冨田勲さんのインタビューも入っています。手塚さんとの仕事のエピソードなど中心にお尋ねし、面白いお話ですので、ぜひどうぞ。
『宇宙戦艦ヤマト』に至っては、1974年の最初のヤマト以来(当時まだ小学生!? 中学生!?)、「好き」という言葉では表現できない複雑な思いを抱え、なによりも、宮川彬良さんや、木/村/拓/哉さんや高/見/沢/俊/彦さんではないですが、「自分の人生に影響を与えた」という意味では、とてもとても大きな存在であった、ことをいまさら否定しても仕方ないでしょう。…と思っています。
昨年から、これが『新宇宙戦艦ヤマト 復活篇』として劇場公開される、というスポーツ紙などの発表があり、非常に複雑な思いながら、いろいろ見守っておりましたが。賛否両論、批判ともつかぬいろいろなものを越えて、まぁ「毒くらわば皿まで」という思いに至りました次第。私はソッチの業界には関わる術を知りませんが、マスコミ人の端くれにいる人間として、なにかできることもあるだろう。そう思い、言ってきましたところ、ご縁あって、音楽の方で多少関わることができました。
もちろん、クリエーターとして、ではなく制作方面ではありませんが。まずは機会を得て、音楽の収録に3日間、同席することができたというわけです。
8月後半に行なわれたこれをきっかけに、約3か月。様々に追っかけ&打ち合わせ等を経て、下記2誌に記事を配信しています。よろしければご覧いただければ幸いです。
●10月15日発売 『音楽現代』11月号 p150-151
「名作アニメとオーケストラ/現代音楽」というタイトルで、『宇宙戦艦ヤマト・復活篇』と10月に新盤がリリースされた『交響誌・ジャングル大帝』、収録現場レポートとインタビュー
ヤマトの方は、音楽監督:大友直人さんのインタビューを中心に構成してます。収録したクラシック音楽(BGMのメインにこれが使われる、というのはアニメージュで語られてますが)の楽曲とか、新たに参加された作曲家のお話とか。「ヤマト交響曲」の方のソリスト、大谷康子さんのコメントとか、そんな感じ。短い記事です。冨田勲さんインタビューについては詳細がこれもまたアニメージュへ。CDのリリース情報、試写会情報を最初に掲載した記事です。
●10月31日 徳間書店から 『アニメージュ Original 』Vol.5月号 現在発売中 1,800円
「蘇り継承される、悠久の調べ」-宇宙戦艦ヤマト 復活篇の音楽-
総監督・西義展氏インタビューと、The ALFEE・高見沢氏のコメント入り 3ページ
音楽監督・大友直人氏や、日本フィルの録音風景などは「音楽現代」と同じネタ元なのですが、 “情報解禁後”発売ということでさらに詳報を書き込み、追加で山下康介さんにもコメントをいただいたもの。新主題歌=THE ALFEEその他についても書き込みました。
宮川泰氏・徳永二男氏にはやはりプロデューサーも思い入れがある様子で、思い出話と評価。それと同時に、未来も見据えて切るところは切る、という語り口は、さすがに仕事人ですな。
▼ムック本で年4回発行の季刊。特集は「金田伊功さん」の作品と時代。あとは「アニメと映画」、という切り口のサブ特集が掲載されています。
・・・
ヤマトのページに続き、“ジャングル大帝”の件で、冨田勲さんのインタビューも入っています。手塚さんとの仕事のエピソードなど中心にお尋ねし、面白いお話ですので、ぜひどうぞ。
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