fc2ブログ
復活、、、といってもマーラーではなく。

風邪かと思った12月2日からの高熱は、どうやら胃腸関係だったらしく、弱った体に辛かった。まだ食生活が元に戻らず、残念ながら楽しい忘年会飲食生活は泣く泣くお断りする日々です(泣)

その老体に鞭打って(?)12月14日(木)NHK交響楽団サントリー定期。
オール・モーツァルト・プログラム。
前回ノーリントンの時から対向配置で、座ったLの席から指揮者の向こうに山口さんのお顔が見えるとドキっとします(妙な意味ではありません・笑)。此処くらい内声が良いとこういう配置も美しい音になり意味がある。4曲目の交響曲第41番「ジュピター」は素晴らしく美しい演奏だった。特に第一楽章と、終楽章の早いフーガはさすがでした。音のニュアンスもきれいに出ていて美しい響きが舞った瞬間があった。ここのオーケストラには珍しい方向のまとまり方です。

だけど、序曲はうーむ。人の好みかもしれませんが、オペラというよりエチュードみたいで。指揮者がシュトゥットガルトのオペラ指揮者なんだからもう少し期待したんですが、N響はN響、というのが良いのだかそうでないのだか。・・・悩んでしまうではないか。モーツァルトなんか悩んだり緊張して聴く曲じゃないっつの。

ザビーネ・マイヤーは生演奏を聴くのは本当どのくらいぶりなんだろう? この間の木管アンサンブルの来日が中止になっていたから、どうしたんだろと思っていたら、まぁ健在。どころか果たしてこれは何者なのだ、というような凄さを見せ付け聴かせてくれて、これまた聴衆の大拍手を得、何度も何度も歓呼の声を受けておりました。
「楽器を超越している」という演奏は時折みかけますが、パユさんとかこの人とかはそのうちの1人なんだろうと思います。

バセット・クラリネットについて書こうと思ったけど、またにしよ。
アルトフルートみたいなもので低音に魅力があり、名手にかかると素晴らしい音を出すのだなと思いました、とだけ。
スポンサーサイト



Secret

TrackBackURL
→http://musikmond.blog73.fc2.com/tb.php/26-3321aba0