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2006.06.10 特別な才能
…禁断の、さかのぼり書きです(汗)。

ヒラリー・ハーンという女流がいる。
ヴァイオリニストで、CDでバッハを聴いて「すっげ!」と思っていたが、最初に生演奏を聴いたのはフランクフルトのアルテオパーで、放送響とともに。彼女に捧げられたという新曲を、非常な集中力と音楽性(と私は思った)で弾ききり、驚いた。名はすでに著名だったが、まだ20歳を少しばかり過ぎたところで、天才少女と呼ばれていたと思う。
…ここのところ毎年の来日。今回は諏訪内晶子さん急病の代役として、ヤルヴィ息子・兄のベートーヴェン・ツィクルスin横浜の協奏曲のため急遽アジア方面へ行く前に5月に数日立ち寄り。彼女自身のツアーはこの6月だった。
初めて垣間見た彼女は本当に妖精のようにかわいらしくて、神経質そうに見えた印象とは異なり、個性豊かで知的でフレンドリーな女性。ただ、時間軸が、普通の人と少し、ズレてるような感じ(笑)。
インタビューとかはあまり得意でないと言ったが、話し始めれば豊富な語彙と好奇心旺盛な話題で会話を展開していく。

6月7日満席のトッパンホール。出だしの一音から鳴り響くストラディヴァリは、ホールに充満した。時代性をあまり感じさせないモーツァルトには若干違和感はあったが、イザイやエネスクは秀逸で、そのヴァイオリンの素晴らしい音色は、逸材といえるもの。
あらゆる体の筋肉や神経が、音楽を奏でるために働く稀有な体躯。
「やっと天才少女とか、年齢の割りに素晴らしく弾くといわれなくなって嬉しい」と語る彼女は26歳。本誌8月末発売号にインタビュー載ります(writtne by Masako YAMAGUCHI)のでお楽しみに。


ちなみに、注目の逸材。朝日新聞の中面にもどでかでかと載り、さすがに美しかった(記事も面白かった)。ほかにも音楽之友社がいらしたからこっちもきっと面白かろう(記者さんでだいたいわかる)。
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