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2008.02.19 英雄の生涯。
…とても久しぶりに読響へ行く。
指揮はホーネック、チェロ独奏はジャン・ワン。
ショスタコーヴィチの協奏曲第2と、R.シュトラウスの『英雄の生涯』である。

曲は両方とも好きだし、ジャン・ワンは個人的にも注目のチェリストなので、まぁいいか。さほど期待して行ったわけではない。外しはしないだろうが、、、

ところが、ですな。良かったすよ。ショスタコを弾ききったワンは、安定した音色と技術で、見事に音楽を鳴らし、歌を奏で…。第二楽章の美しかったこと、、、アンコールは「ニ泉映月」という美しい小品で、中国の民謡を基にしたチェロのソロだった。元は二胡の曲だそうだ。

ソロは小森谷さんだった。これが抜群に素晴らしく…あと、やっぱ上手いよなぁ、、と改めて思う今日である。個々人の技量が安定しており、きちんと楽器がそれぞれ正しい音と確かな音量で鳴っており、それを持って行こうという音楽の方向性があれば…素晴らしい響きがする。

ちょっと全体に緩いような気はしたが、(ハーディングを聴いた後だし)仕方あるまい、とも思う。金管は抜群だったし、ファゴットとイングリッシュホルン、クラも上手く、ラストシーンで木管のオルガントーン……E-durの和音が鳴った時は、ゾクりとしたほど。美しかったなぁ。

ドラマチックに歌いあげ、ストーリーも音楽の響きも感じさせる演奏だった。満足満足(^_^)♪
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