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2008.03.27 オペラの真髄
正直、行くのしんどいなと思いながらの新国立劇場行き。だが、演出にも興味があったし、演目は好きな『アイーダ』だったし、なにせ高かったし。日にちの変更がきかなくて(満席だったため)、都響の方は泣く泣く諦めた(今日の都響も聴きたかったなぁ、本当に)。

豪華絢爛が良いとは言い切らないけれども。
だが、久しぶりに「『アイーダ』を見た」という気持ちにさせてくれる。派手でお金がかかっていればよいというものではないが、計算された豪華さというのは、やはりオペラの醍醐味だろう。それに、バレエシーンの巧みな作り、また踊り手の質の高さ。オーケストラも美麗な音を奏で、また歌手陣も非常に素晴らしく、堪能した、といえる一夜である。

演出と衣裳、豪華さで見せる前半の、まるで映画か絵画でも見ているような舞台上の作り。それがスキもなく無駄もなく、そしてエジプトらしい考証の、なんだかそれだけでもお得な気分である。そして、歌手たちの力量で持って行く後半。ナイル河畔のシーンでのエチオピア王、アイーダ、ラダメースの歌は本当に聴かせてくれた。
それにも増して、アムネリスが素晴らしい。美形であることもだが、声も、説得力も、すべて。

…4時間で3度の休憩、と18時半~22時半はさすがに疲れたが、価値あるオペラだった。頭がリフレッシュする、というのはめったにないのだが。仕事を離れて楽しめた。

  新国立劇場オペラ『アイーダ』 作曲:G.ヴェルディ
  指揮:リカルド・フリッツァ、演出・美術・衣裳:フランコ・ゼッフィレッリ
  管弦楽:東京交響楽団、合唱:新国立歌劇場合唱団、バレエ:東京シティ・バレエ団、ティアラこうとう・ジュニアバレエ団
  アイーダ:ノルマ・ファンティーニ、ラダメス:マルコ・ベルティ、アムネリス:マリアンナ・タラソワ、アモナズロ(捉われたエチオピア王):堀内康雄、ランフィス:アルチュン・コチアニン、エジプト国王:斉木健詞、伝令:布施雅也、巫女:渡辺玲美
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