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2008.06.03
38年間の締めくくり
私はやはり室内楽、特に弦楽四重奏が好きなのだろうと思う。聴くのに緊張し、時には神経も遣う演奏形態なのに、感動する時は深く、また心地よい時は本当に奇跡に立ち会う気分にさせてくれる。多くを語るのは別の場にしたいと思うが、この6月2日(月)。サントリーホールにおいて、世界で最も有名な弦楽四重奏団(といってもいいだろうね?)、アルバン・ベルク四重奏団の最後の演奏が行なわれた。
その前にピヒラーさんのインタビューをしていたために、今回はご招待いただき真正面の席での視聴となる。表情の一つ一つから呼吸の細かいやり取りまでがわかることで、いやおうなく、この最後のイベントの立会い者の気分にさせてくれる。
P席だけ閉じた残りおそらく1,800程度の満員の聴衆は、固唾を呑んでというかしわぶきひとつなく熱い静寂で開始を待っていたし、演奏にも共感と緊張、そして弛緩と幸福、興奮と安寧が満ち、稀有な夜となった。
終始常日頃どおりであるのだろう、気負いも興奮も見せない常なる精神と状態の4人がステージ上におり、そして常と変わらぬ演奏を聴かせてくれた。華やかで、翳りの無い、まだまだこの先も永遠に歩いていけそうだと思わせるハイドンであり、ベルクであり、ベートーヴェンだった。
この詳細もまた、記事でお目にかかれると思う。
その前にピヒラーさんのインタビューをしていたために、今回はご招待いただき真正面の席での視聴となる。表情の一つ一つから呼吸の細かいやり取りまでがわかることで、いやおうなく、この最後のイベントの立会い者の気分にさせてくれる。
P席だけ閉じた残りおそらく1,800程度の満員の聴衆は、固唾を呑んでというかしわぶきひとつなく熱い静寂で開始を待っていたし、演奏にも共感と緊張、そして弛緩と幸福、興奮と安寧が満ち、稀有な夜となった。
終始常日頃どおりであるのだろう、気負いも興奮も見せない常なる精神と状態の4人がステージ上におり、そして常と変わらぬ演奏を聴かせてくれた。華やかで、翳りの無い、まだまだこの先も永遠に歩いていけそうだと思わせるハイドンであり、ベルクであり、ベートーヴェンだった。
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