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時々とても面白い企画を仕掛けては音楽ファンを楽しませてくれるすみだトリフォニーホール。今年は6月末に「トリフォニーからの風」と題して、チェロの実力派3人によるコンサートを企画した。

前半をリサイタル、後半をオーケストラとの協奏曲。という、演奏家にとってはとても贅沢な、その演奏家を聴きたい聴衆にとっても贅沢で、実はかなり珍しい企画。なぜならその半分のためだけにオーケストラを雇いホールを借りるなんて。それらがセットで揃っているこのホールならではの催しなのかもしれない。

一番目に登場したヘンリク・トムセンはデンマークの国立のオーケストラでソロ首席を務める。明るく安定した演奏で、音楽においてニールセン以外にあまり具体的なイメージの沸きにくいデンマークという国の才能を見せ付けられる。
二番目に登場したのはダニエル=ミュラー・ショット。ともかく女性陣なら皆、イイ男…って言いたくなるようなナイスガイ。チラシの写真よりもずっと好青年で、逢った印象は善人だった。演奏は力強くオーラもきっぱりあって、オーケストラもずいずいと引き込んでいく。若い演奏家の多い新日本フィルがノリノリで共演していたのが印象的。これから人気が出るだろう。
三番目に登場はオフェリー・ガイヤールという女流で、才媛という印象。スラリとした外見はやはりチラシより数段美人で…(以下略)。安定した演奏と、バロック・モダンのアプローチに興味のあるという多彩さ、それに新曲も興味深い。彼女だけは12月に王子ホールでリサイタルが決まっており、前半をバロックチェロ&ボウを使ってのバッハの無伴奏などの演奏、後半はモダンでブリテンとカサドを演奏する。

この記事も本誌13号掲載なので、ぜひお読みください。
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